「原動機」と「発電機」の違いとは?徹底的に解釈

「原動機」と「発電機」の違いとは?違い

エネルギーを別のエネルギーに変換する装置として「原動機」「発電機」があります。

2つの装置にはどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、「原動機」「発電機」の違いを解説します。

「原動機」とは?

「原動機」とは、「エネルギーを運動エネルギーに変換する装置」です。


「原動機」の使い方

熱エネルギーや電気エネルギーなどのエネルギーを運動エネルギーに変換する装置を指します。

一般的にはガソリンや電気などを機械的な動力に変換する装置を指す言葉として使われており、ガソリンの燃焼をピストン運動に変換するエンジンや電気エネルギーを回転運動に変えるモーターなどが「原動機」に当たります。


「発電機」とは?

「発電機」とは、「運動エネルギーを電気エネルギーに変換する装置」です。

「発電機」の使い方

運動力を電気エネルギーに変換する仕組みのことで、一般的には磁石とコイルを用いて回転運動から電気を生み出す装置を出します。

発電所に設置されている「発電機」は規模こそ巨大ですが基本的な仕組みは磁石とコイルを用いたシンプルなものです。

火力や原子力など熱エネルギーを電気エネルギーに変換する装置では水を沸騰させた蒸気によりタービンを回転させて電気エネルギーを生み出します。

水力や風力を利用する「発電機」は回転運動のエネルギーをそのまま電気エネルギーに変換します。

「原動機」と「発電機」の違い

熱エネルギーや電気エネルギーを運動エネルギーに変換するのが「原動機」、運動エネルギーを電気エネルギーに変換するのが「発電機」です。

「原動機」「発電機」は反対の性質を持つ装置であり、電気エネルギーを運動エネルギーに変換するモーターと運動エネルギーを電気エネルギーに変換するダイナモは同じ仕組みの装置を正反対の方法で利用しています。

「原動機」の例文

・『自転車に原動機を取り付ける』
・『原動機で動く草刈り機』

「発電機」の例文

・『災害に備えて発電機を設置する』
・『手回しライトには発電機がついている』

まとめ

「原動機」「発電機」はどちらもエネルギーの変換装置ですが変換の方向性が違います。

エネルギーがどのように変換されるのかを基準に区別してください。

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