この記事では「魚眼レンズ」と「広角レンズ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「魚眼レンズ」とは?
「魚眼レンズ」は、魚の目の見え方から名つけられたレンズです。
「魚眼レンズ」は魚の目と同様、約180度の範囲を撮影することから1枚の写真に収めるためには、どうしても歪みが生じてしまいます。
写真の中心部から離れれば離れるほど歪みが発生し、それはそれで味のある画像になります。
そのほか、焦点距離がとても短くなるといった特徴もあります。
その結果、写真の真ん中にある被写体は大きく映すことができ迫力ある写真に仕上げることが可能です。
また、「魚眼レンズ」には、対角魚眼と円周魚眼の2種類があります。
それぞれ、撮影された際の見え方が異なり、画面全体が歪んだように見える対角魚眼。
180度すべてが円の中に収まる円周魚眼があります。
この2種類の「魚眼レンズ」の中でも主に対角魚眼が主流になっています。
「広角レンズ」とは?
「広角レンズ」は、その名の通り広角を撮影することができるレンズを指します。
一般的に焦点距離が35ミリメートル以下のレンズが「広角レンズ」と言われ、「魚眼レンズ」も、この「広角レンズ」に含まれます。
肉眼よりも広範囲を撮影することができる「広角レンズ」。
ダイナミックな風景や高層ビルなどを撮影する際に適したレンズになります。
「魚眼レンズ」と「広角レンズ」の違い
「魚眼レンズ」は「広角レンズ」の一種になります。
画角の広さで比べた場合、「広角レンズ」よりも「魚眼レンズ」の方が広くなります。
撮影時の違いとしては、「魚眼レンズ」の場合、発生する歪みの修正は行いません。
写すことのできるものすべてを収めるものが「魚眼レンズ」です。
一方、「広角レンズ」の場合は歪みを可能な限り修正します。
この点に大きな違いがあります。
まとめ
「魚眼レンズ」と「広角レンズ」の違いは以上です。
レンズ選びを行う際には、この2つの違いに注意し行う必要があります。