「クロステープ」と「養生テープ」はどちらも貼り付けて使うテープの一種ですが、それぞれ何に使うものでどこが違うのでしょうか。
今回は、「クロステープ」と「養生テープ」の違いを解説します。
「クロステープ」とは?
「クロステープ」とは、「ポリエチレン樹脂製で表面をラミネート加工した粘着テープ」です。
「クロステープ」の使い方
紙や布などの基材の片面に接着剤を塗って作る貼り付け用のテープを「粘着テープ」といいます。
粘着テープには事務作業に使うセロテープや梱包に使うガムテープ、応急処置に使うダクトテープなどいろいろな種類があります。
粘着テープの中でもポリエチレン製で表面がラミネートコーティングされているテープが「クロステープ」です。
丈夫なポリエチレン製のテープなので非常に軽く、十分な強度を持ちながら手で切りやすいのが特徴です。
紙テープのように切断面がちぎれたり布テープのように糸がほつれたりすることがなく、誰でもきれいにカットできるので手間がかからず作業効率向上に役立ちます。
「養生テープ」とは
「養生テープ」とは、「汚れや傷から守るのに使う保護用テープ」です。
「養生テープ」の使い方
塗装作業で塗ってはいけない場所や解体作業で傷つけてはいけない部分など、特定の場所をシートやテープなどで覆って保護することを「養生」といいます。
養生したい場所を覆い隠すために貼るテープが「養生テープ」です。
「クロステープ」と「養生テープ」の違い
「クロステープ」と「養生テープ」の違いは「剥がしやすさ」です。
「クロステープ」はダンボールなどの資材を梱包するために使うテープで剥がれないように強い粘着力を持ちます。
「養生テープ」は汚れや傷から保護するため一時的に貼るテープなので作業完了後は剥がして元通りにします。
元通りにする時に貼り付けた場所を傷つけないよう一般的な粘着テープと比べてずっと弱い粘着力しかありません。
まとめ
「クロステープ」と「養生テープ」は剥がしやすさの違いで区別されます。
作業に特化したテープなので目的に合わせて使い分けましょう。