この記事では、「ケアホーム」と「グループホーム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ケアホーム」とは?
「ケアホーム」とは、「高齢者施設のひとつで、自立した生活ができない高齢者対象に、低費用で入居できる施設のこと」という意味です。
身寄りがなかったり、事情により家族の支援ができない高齢者を受け入れる施設で、「経費老人ホーム」「ケアハウス」とも呼ばれています。
入居条件や、サービス内容により幾つかの種類に分かれますが、現在では「軽費老人ホームC型」として統一される方向にあります。
食事や見守りのサポートが受けられ、入居者の状態次第で「自立型」「介護型」の施設に分かれます。
社会福祉法人・地方自治体・民間事業者などにより運営されます。
「ケアホーム」の言葉の使い方
「ケアホーム」は福祉用語・介護用語として使われます。
「ケア」は英語の「care」のことで「気に掛けて面倒見る」という意味、「ホーム」は「home」で「家」「自宅」「病人・老人などの養護施設」という意味、「ケアホーム」で「高齢者を見守り面倒見る施設」になります。
「グループホーム」とは?
「グループホーム」とは、「高齢者施設のひとつで、認知症のある高齢者対象に、少人数単位で行動生活を送る施設のこと」という意味です。
認知症により自立したり、家族と暮らすのが困難になったけれども、住み慣れた地域から離れたくないという人が、サポートを受けながら少人数単位で生活する施設です。
基本的には個室で、共有スペースがあり、1グループ5人〜9人程度で活動します。
自分でできることはしながら、不自由な部分は介護スタッフが手伝ってくれます。
上記で紹介した「ケアホーム」との違いは、認知症があるかどうかという点です。
「グループホーム」の言葉の使い方
「グループホーム」は福祉用語・介護用語として使われます。
「グループ」は「ある目的のために集まった複数の人たちのまとまり」という意味、「ホーム」は「病人・老人などの養護施設」という意味、「グループホーム」で「高齢者が複数集まって生活する施設」になります。
基本的に、認知症がある人対象の施設に使われる言葉です。
「ケアホーム」と「グループホーム」の違い
「ケアホーム」は「高齢者を見守り面倒見る施設、低費用で入居できる」です。
「グループホーム」は「高齢者が複数集まって生活する施設、認知症がある人が対象」です。
まとめ
今回は「ケアホーム」と「グループホーム」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。