この記事では、「オセロ」と「囲碁」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オセロ」とは?
オセロは、二人のプレイヤーが白と黒の石を交互に盤面に置いていき、最終的に自分の石の色が多かった方が勝ちというゲームです。
相手の石を挟み込めば裏返して自分の色の石に換えることができるというルールがポイントで、最後まで相手との駆け引きを楽しむことができるスリリングさが大きな魅力です。
「囲碁」とは?
囲碁は、二人のプレイヤーが白と黒の石を交互に盤面に置いていき、最終的に盤面上の自分の陣地が広かったほうが勝ちというゲームです。
盤面は、縦横の線で細かく仕切られており、線が交差する場所に石を置くことができます。
相手の石を取り囲むと、その石を盤面上から取り去ることができます。
多くの戦術やアイデアをもって相手との駆け引きに勝利する緊張感が、ゲームの魅力を引き立てています。
「オセロ」と「囲碁」の違い
「オセロ」は、1945年に茨城県の水戸で、当時中学生だった生徒たちが「囲碁」を遊ぶ際にルールの認識が曖昧であったため、自分たちのルールを決めて楽しんでいたのが起源と言われています。
後にそのルールを取りまとめて玩具メーカーにアイデアを提案したのが、ルールの発案者である長谷川五郎さんと言われています。
一方の「囲碁」の歴史は古く、中国で2000年前から存在していたことを裏付ける資料が発掘されたそうです。
日本に渡ったのは奈良時代と言われ、日本でも古くから親しまれていたことが分かります。
どちらも白と黒の石を使うゲームですが、囲碁をヒントにして生まれたのがオセロです。
縦横に綺麗に区切られている様子を「碁盤の目」と表現することがありますが、これは「囲碁」の盤面からイメージされた言葉です。
オセロの盤面も同様に、「碁盤の目」のように区切られていますが、オセロはマスの中に石を置いていくところが、囲碁と違う点のひとつです。
まとめ
いかがでしたか。
「オセロ」と「囲碁」は、どちらも白と黒の石を使うゲームです。
オセロは、囲碁を楽しもうとした子供たちが、自分たちのルールを作る過程で生まれたという歴史があることが分かりました。
後に世界中で親しまれるゲームになるとは、当時の子供たちは夢にも思わなかったことでしょう。