この記事では、「長距離走」と「持久走」の違いを分かりやすく説明していきます。
「長距離走」とは?
「長距離走」とは長い距離を他の走者と順位を競いながら走る競技です。
陸上競技としてしっかりとルールが定められており、3キロメートル以上の距離を走るものが長距離走となります。
また長距離走という名前で競技が開かれる場合トラックを走るものであり、トラックではない道を走るものは分類としては長距離走ですが競技の呼び方としてはマラソンです。
一番短い3キロメートルであっても瞬発力に任せて最初から最後まで全力で走り切ることは不可能なので持久力と戦略が重要になり、選手同士の駆け引きも生まれます。
「持久走」とは?
「持久走」とは長い距離を走る運動です。
多くの場合複数人の走者が同時にスタートしますが他者と順位を競うためのものではなく、持久力のトレーニングあるいは持久力の力試しとしてなど、自分の運動能力を向上させるために行うものになります。
そのため他人と時間を競うものではありませんが、自分のベストタイムを更新するなどの目的でゴールまでの時間を気にする人も珍しくはありません。
「長距離走」と「持久走」の違い
「長距離走」と「持久走」の違いを、分かりやすく解説します。
長い距離を走る中で他の走者と順位を競うのが「長距離走」で、他者の順位や時間と関係なく長い距離を走るのが「持久走」です。
「長距離走」は距離が決まっていてそれを走り切るまでの時間を競いますが、「持久走」は一定時間走り続けるという形式のものもあるので走る距離が決まっているとは限りません。
また実際に走ることを「長距離走」という場合基本的にトラックを走りますが、「持久走」はトラックを走ることも公道などの道を走ることもあります。
まとめ
学校の行事では混同されていますが、「長距離走」と「持久走」は何を目的として走っているかが違うという点で区別できます。
他の人と順位や時間を競うなら「長距離走」ですが、「持久走」は体力と運動能力をコントロールして走り切ることや、自分の過去のタイムを超えることなどが目標になる運動であり競技ではありません。