「保守」と「メンテナンス」の違いとは?分かりやすく解釈

「保守」と「メンテナンス」の違いとは?違い

この記事では、「保守」「メンテナンス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「保守」とは?

「保守」は、保つ、守る、の漢字を用いています。

意味は、正常な状態を保つこと。

古い習わしや伝統、考え方などを重んじ守っていこうとすること。

といった意味があります。

「保守」は、機械から伝統的な文化まで幅広く用いることができる言葉で、機械を正常な状態に保つために行うことを「保守点検」と言い、伝統を重んじ守ることを「保守主義」と言います。


「メンテナンス」とは?

「メンテナンス」は、維持、管理、整備、保守を意味します。

ただし、「メンテナンス」の言葉を用いるのはネットワークや様々なシステム、機械などに限られます。

時には、人の体をメンテナンスするなどといった使い方を行いますが、基本的に生き物に対して使用することはありません。

ビルの維持や整備を行うことは「ビルメンテナンス」

パソコンに不具合が生じないようにすることは「システムメンテナンス」などと言います。


「保守」と「メンテナンス」の違い

「保守」には、正常な状態を保つこと。

古い習わしや伝統、考え方などを重んじ守っていこうとすること。

といった意味があります。

一方、「メンテナンス」には、維持、管理、整備、保守といった意味があります。

どちらも、不具合が発生しないようにすることを意味する言葉ですが、「メンテナンス」はネットワークや様々なシステム、機械などに限られます。

一方、「保守」は、古い習わしや考え方を重んじ守っていくといった意味も持つ言葉になります。

「保守」の例文

・『私の仕事は線路の保守点検を行うことです』
・『私は、どちらかと言えば保守的な考えの持ち主です』

「メンテナンス」の例文

・『現在、エレベーターのメンテナンス中で使用することができない』
・『明日は、工場の一斉メンテナンスを行います』

まとめ

「保守」には、「メンテナンス」にはない、古い習わしや考え方を重んじ守っていくといった意味がある点が大きな違いになります。

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