「オーバーワーク」と「キャパオーバー」はどちらも「オーバー」を含む言葉ですがどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「オーバーワーク」と「キャパオーバー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オーバーワーク」とは?
「オーバーワーク」とは、「仕事量が能力を超えること」を意味する言葉です。
簡単に言うと「働きすぎ」を意味します。
与えられる仕事が処理できる範囲を超えている仕事量の多さを表す意味でも使いますが、一般的には残業が多かったり休日出勤を強いられたりなど長時間労働を課せられている状態に対して用いる表現です。
「キャパオーバー」とは?
「キャパオーバー」とは、「受け入れられる範囲を超えていること」を意味する言葉です。
受け入れられる許容量のことを「キャパシティ」といいます。
「キャパオーバー」はキャパシティをオーバーすることを意味する言葉で、そのものが受け入れ可能な量を超えてしまっている限界超えの状態を表す言葉です。
一般的には能力の限界を超えて仕事を回されたりやるべきことが多すぎて手が回らなかったりなど人の処理能力や精神的限界を超えている状態を表す言葉として使われますが、ダムの貯水量を上回る雨量やスタジアムの客席数を上回る観客数など物理的な容量限界超えの意味でも使われます。
「オーバーワーク」と「キャパオーバー」の違い
「オーバーワーク」と「キャパオーバー」の違いを、分かりやすく解説します。
「オーバーワーク」は仕事の量や時間が多すぎる状態を指すのに対し「キャパオーバー」は許容量を超えている状態を指します。
一人でこなせる仕事量の限界を超えた「キャパオーバー」の状態で過剰に働く様子を指す限定的な言い方が「オーバーワーク」です。
「オーバーワーク」の例文
・『オーバーワークで倒れてしまった』
・『このところオーバーワーク気味なので疲れがなかなか抜けない』
「キャパオーバー」の例文
・『これ以上はキャパオーバーだ』
・『キャパオーバーで壊れる前に対処する』
まとめ
「オーバーワーク」と「キャパオーバー」は超えているものが仕事かどうかで区別されます。
日常的にも使われている表現なので覚えておきましょう。