この記事では、「昇華」と「大躍進する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「昇華(しょうか)」とは?
「昇華」は「個体が液体を経ることなく直接気体になること」や「気体が直接個体になること」、「物事が一段上の状態へ高められること」、「精神分析の分野において、性的エネルギーが性目的とは異なる学問、芸術、宗教などの活動に置換されること」を意味する言葉です。
「昇華」の類義語には「気化する」、「ガス化する」、「蒸発する」、「発揮する」、「大きく進歩する」や「大躍進する」、「強化される」、「進化する」、「パワーアップする」、「レベルアップする」、「大きく成長する」、「大きく飛躍する」、「大発展を遂げる」などがあります。
「昇華」の使い方
「昇華」は名詞としてや動詞として「昇華する」のように使われています。
「大躍進(だいやくしん)する」とは?
まず、「躍進」は「目覚ましい勢いで進出、発展すること」を意味する言葉です。
そして、その「躍進」をさらに強調した言葉が「大躍進」であり、「大躍進」を動詞にした言葉が「大躍進する」になります。
「大躍進する」の使い方
「大躍進する」は動詞として使われています。
「昇華」と「大躍進する」の違い
「昇華」には主に「個体が液体を経ることなく直接気体になること」や「気体が直接個体になること」、「物事が一段上の状態へ高められること」という意味を表します。
一方、「大躍進する」は「目覚ましい勢いで進出、発展すること」という意味を表し、「昇華」の「物事が一段上の状態へ高められること」と近しい表現であると言えるでしょう。
したがって、「昇華」が含める意味の中に「大躍進する」と同じ意味も含まれていると解釈できます。
「昇華」の例文
・『彼は漫画というジャンルを芸術へと昇華させた』
「大躍進する」の例文
・『ダイエットブームが到来し、ダイエット食品メーカーが大躍進する』
まとめ
「昇華」が表す複数の意味の中に「大躍進する」が表す意味も包括されているということでした。