物事の状態が抽象的なことを表す言葉には「アバウト」や「ファジー」があります。
この記事では、「アバウト」と「ファジー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アバウト」とは?
「アバウト」は英語で“about”と書き、この言葉はカタカナ語としてよく使われています。
語源である英語の“about”は○○に関してという意味や、目的としていること、○○頃、大体やほとんどという意味で使われる言葉です。
「アバウト」はこの大体やほとんどという意味から作られた言葉であり、物事がいい加減な状態やぼんやりとしたことを表す言葉として使われています。
「ファジー」とは?
「ファジー」は英語で“fuzzy”と書き、境界が曖昧でぼんやりとしていることを表す言葉です。
「ファジー」はこれ以外にも柔軟性があることや、コンピュータ用語にも使われています。
コンピュータ用語である「ファジー」は人間が持っている曖昧な認識をコンピュータで補ったり処理する技術を示す意味があります。
日本では少し昔の時代にファジー機能を搭載した家電が販売され、流行語にもなりました。
「アバウト」と「ファジー」の違い
この2つはどちらも物事が抽象的で曖昧な状態を示す時に使う言葉です。
「アバウト」は人の性格などにも使うことが可能です。
「ファジー」はコンピューターの理論にも使われています。
「アバウト」の例文
・『彼は時間にアバウトな性格なので、約束は当てにしないようになりました』
・『お金の使い方がアバウトな彼氏と付き合っていましたが、やはり上手く行かずにすぐ別れました』
「ファジー」の例文
・『ファジー機能が搭載された洗濯機がついに壊れました』
・『イラストの下書きは随分とファジーになってしまったので、もう少し具体的にしたいです』
まとめ
「アバウト」や「ファジー」はカタカナ語として色々な場面で使われています。
「アバウト」は物事以外にも人の性格に対して使うことが可能です。