この記事では、「大安吉日」と「黄道吉日」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大安吉日(たいあんきちじつ)」とは?
「大安吉日」とは、「結婚や旅行など、何かを行うのに一番縁起が良いとされる日」を意味する言葉です。
「大安」は陰陽道における「六曜」(=六輝)の1つであり、「六曜」(=六輝)には他、「先勝(せんしょう)」、「友引(ともびき)」、「先負(せんぷ)」、「仏滅(ぶつめつ)」、「赤口(しゃっく)」があります。
「大安吉日」の使い方
「大安吉日」は名詞として使われています。
「黄道吉日(こうどうきちにち/おうどうきちにち)」とは?
「黄道吉日」とは、「何をするにも良い日」や「何をするにも上手くいく日」を意味する言葉です。
「黄道」は地球から見た太陽の軌道を意味します。
「黄道吉日」は元々、陰陽道における言葉であり、最上の吉日である「黄道六辰」に当たる日のことを指していました。
それが後に「縁起の良い日」を指して「黄道吉日」と用いられるようになったそうです。
「黄道吉日」の使い方
「黄道吉日」は名詞として使われています。
「大安吉日」と「黄道吉日」の違い
「大安吉日」と「黄道吉日」はどちらも主に「最も縁起の良い日」や「日柄の良い日」という意味を表す言葉です。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
ちなみに、2語はもともと、陰陽道で用いられていた言葉でもあります。
「大安吉日」の例文
・『披露宴は大安吉日にしたいと思っている』
・『カレンダーで大安吉日の日をチェックしておく』
「黄道吉日」の例文
・『黄道吉日に合わせて、祖父の米寿祝いを行った』
・『験担ぎに黄道吉日をイベント開催日に決定した』
まとめ
「大安吉日」と「黄道吉日」はいずれも「何をするにも一番縁起が良い日」という意味を表す言葉でした。
したがって、2語は類義語の関係に当たると解釈できます。