この記事では、「もはや」と「むしろ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もはや」とは?
「もはや」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ある事態が思ったより早く実現しようとしている様子」という意味です。
2つ目は「ある事態が、既に変えられない状態にまで進行している様子」という意味です。
「もはや」の言葉の使い方
「もはや」は副詞として「もはやこれまで」「もはや終わりだ」などと使われます。
漢字で「最早」と書き、語源は和語の「もうはや」という語で、「今となっては」「既に」「もう」という意味です。
音変化して「もはや」と言われる様になり、「最早」という漢字があてはめられたとされています。
基本的に、「気が付いた時にはいつの間にかその時になっている」というニュアンスで使われる言葉です。
「むしろ」とは?
「むしろ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「2つのものを比べて、一方よりも、もう一方を選ぶこと」という意味です。
2つ目は「2つのものを比べて、どちらかと言えば一方の方が良い思うこと」という意味です。
「むしろ」の言葉の使い方
「むしろ」は服として「むしろ〜したい」「むしろ〜が良い」などと使われます。
漢字で「寧ろ」と書き、語源は仮定を表す語「もし」に、語調を整える接尾辞「ろ」が付いた語とされ、漢字は後から当てはめられたとされています。
基本的に、「もし、どちらかと言えば」というニュアンスで使われる言葉です。
「もはや」と「むしろ」の違い
「もはや」は「ある事態が思ったより早く実現しようとしている様子」です。
「むしろ」は「2つのものを比べて、どちらかと言えば一方よりも、もう一方を選ぶこと」です。
「もはや」の例文
「もはや」の例文は以下の通りです。
・『もはや今年も12月だ』
・『相手への反撃ももはやこれまでだ』
「むしろ」の例文
「むしろ」の例文は以下の通りです。
・『むしろ負けた方がスッキリする』
・『連休は旅行よりむしろ家で過ごしたい』
まとめ
今回は「もはや」と「むしろ」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。