この記事では、「もみじ饅頭」と「生もみじ饅頭」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「もみじ饅頭」とは?
藤い屋が生産し、販売する「もみじ饅頭」【もみじまんじゅう】は大正時代から人々に愛されている和菓子です。
素材には小麦粉に卵を混ぜて紅葉の形に焼き、その中には北海道で作られた小豆を粒状にしたものと、濾した餡を入れた商品になります。
独特な製法により小豆の旨味と甘さが出るよう鍋に入れたときは煮えむらが出ないことに注意して、煮るのが大事です。
生地となるカステラ部分には新鮮な卵を農場から買い、ふっくらした食感になるよう炊いて作ります。
また、焼いているときは職人が刷毛で餡の量を考えながら油を塗り、焼く時間や火力に気を配って仕上げるお饅頭です。
「生もみじ饅頭」とは?
広島にあるにしき堂が販売する「生もみじ饅頭」【なまもみじまんじゅう】はしっとりした餡に、もっちりしている生地がまるで生菓子に似たお菓子です。
餡には北海道産の小豆を使い、良質の水で丁寧に煮て、こし餡にしているのも魅力になります。
角のない紅葉にかたどられた生地には米粉を混ぜて焼き、過去に数々の賞に輝いています。
この粒状にした餡やこしあん、抹茶あんといった味が揃い、6個入りから32個入りといった個数の化粧箱入りの商品が揃うのも魅力です。
「もみじ饅頭」と「生もみじ饅頭」の違い
「もみじ饅頭」と「生もみじ饅頭」の違いを、分かりやすく解説します。
紅葉の形をそのまま再現した「もみじ饅頭」は、職人が火加減に注意して焼き上げる和菓子です。
焼く時間にも注意を払い、油を塗って生地と餡子の旨味を楽しめる饅頭に仕上げています。
味には5種類あり、藤色のこしあん、つぶあん、抹茶あん、カスタードクリーム、チョコレートといった味が揃うのが魅力です。
もう一方の「生もみじ饅頭」は丸みがある紅葉の形にした生菓子風のお菓子で、生地に米粉を混ぜて焼く饅頭です。
こしあんには柚子が入っていたり、国産の抹茶を白餡に混ぜたものを饅頭になります。
まとめ
同じもみじを使ったお菓子を指すものですが、味や見た目に多少の違いがあります。
実際に食べたり、工程に違いがあるなど異なる点がいくつかありますので、色々な方法で比較してみましょう。