「スリッパ」と「ルームシューズ」はどのような基準で区別すればいいのでしょうか。
今回は、「スリッパ」と「ルームシューズ」の違いを解説します。
「スリッパ」とは?
「スリッパ」とは、「室内で履くかかとがない履物」を指す言葉です。
「スリッパ」の使い方
玄関で外履きから履き替える屋内用の一般的な履物で、かかとがないサンダルのような構造の履物を指します。
屋内履きとしては最もポピュラーなものであり一般の住宅で使うほか靴を脱いであがる施設などでも用いられます。
「ルームシューズ」とは?
「ルームシューズ」とは、「室内で履く履物の総称」です。
「ルームシューズ」の使い方
外出する時に履く履物ではない屋内専用の履物を指します。
一般的にはつま先からかかとまでを覆う屋内用の靴を指しますが、サンダルタイプの履物も屋内専用であれば広義の「ルームシューズ」に含まれます。
「スリッパ」と「ルームシューズ」の違い
「スリッパ」と「ルームシューズ」の違いは「かかとの有無」です。
「スリッパ」は履物のうちつま先部分のみをカバーし中程より後ろのかかと部分までは靴底だけでサイドは覆われていないサンダルタイプの履物を指します。
「ルームシューズ」は一般的には足首より下全体を覆う靴型の履物を指しますが広義では室内専用の履物全般を指す言葉なので「スリッパ」も「ルームシューズ」の一種に含みます。
どちらも屋内専用の履物ですがスリッポンなど履きやすい靴を室内専用の「ルームシューズ」として利用することもあります。
「スリッパ」は公共施設などでも使われますが「ルームシューズ」は基本的に個人の住宅で使う履物を指す言葉です。
室内専用の履物であっても学校で履く上履きを「ルームシューズ」とはいいません。
「スリッパ」の例文
・『靴を脱いでスリッパに履き替える』
・『来客用にスリッパを用意する』
「ルームシューズ」の例文
・『家にいる時はルームシューズを履いている』
・『和室ではルームシューズを履かない』
まとめ
「スリッパ」と「ルームシューズ」はかかとの有無が大きな違いです。
それぞれにメリットとデメリットがあるのでどちらを選ぶかよく比較して検討しましょう。