この記事では、「少し」と「もう少し」の違いを分かりやすく説明していきます。
「少し」とは?
数・量・程度などがわずかであるさまを意味します。
わずかとはどれくらいの数や量なのか、具体的に示すことはできません。
その物事によって「少し」が意味する数・量・程度などは異なります。
たとえば、他とはわずかに違った名前の製品があるとします。
これを「少し変わった名前」といいます。
これは、変わっているという程度がわずかであるさまを表します。
今度はバイキングのことで説明をします。
バイキングでは、さまざまな料理を好きな量だけ食べることができます。
あれもこれも食べたくなりますが、胃が受けつけられる量には限りがあります。
いろいろな種類のものを食べたい人は、ひとつひとつの料理の量をわずかにして、種類を多くすることでしょう。
これを「いろいろな種類の料理を少しずつとる」などといいます。
「もう少し」とは?
数量や程度などをわずかにだけ加えるさまを表します。
「もう」は、今ある状態や事物に同じものを付け加える気持ちを表す言葉です。
今パスタを食べています。
おいしいパスタなのですが、あとわずかに塩味がきいている方が好みです。
これを「もう少し塩味が欲しい」といいます。
今ある味にさらに塩味を加えるさまを表します。
「もう」には、自分の感情や判断を強める気持ちを表す意味もあります。
「もう少しで完成する」のような使い方をします。
「少し」と「もう少し」の違い
「少し」と「もう少し」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は、数・量・程度などがわずかであるさまを表します。
「もう」をつけることで、わずかであるさまを強調した言い方になります。
また、「もう」がつくと、今ある状態や事物にさらに同じことを加えるさまを表します。
まとめ
「もう」がついていると、わずかであるさまを強調したり、同じものを付け加えるさまを表したりする言い方になります。