「コラトゥーラ」と「ナンプラ」の違いとは?分かりやすく解釈

「コラトゥーラ」と「ナンプラ」の違いとは?違い

「コラトゥーラ」「ナンプラ」はどちらも料理に使用する調味料の一種です。

この2つは具体的にどのような違いで区別されているのでしょうか今回は、「コラトゥーラ」との違いを解説します。

「コラトゥーラ」とは?

「コラトゥーラ」とは、「イタリアで生産されている魚醤の一種」です。


「コラトゥーラ」の使い方

魚を塩漬けにして発酵させて作る液体調味料を「魚醤」といいます。

魚に含まれる成分が旨味や風味となり液状になって染み出したものを集めて作る魚醤は世界各国で作られています。

魚醤の中でもイタリアの漁師町チェターラで生産されているのが「コラトゥーラ」です。

カタクチワシを塩漬けにしたものを発酵させて作る調味料でローマ時代から作られている伝統的な魚醤です。


「ナンプラ」とは?

「ナンプラ」とは、「タイで生産されている魚醤の一種」です。

「ナンプラ」の使い方

東南アジアのタイで生産されている発酵調味料です。

カタクチイワシを塩漬けにして発酵させて作る調味料でタイ料理の特徴である独特な風味の元になっています。

「コラトゥーラ」と「ナンプラ」の違い

「コラトゥーラ」「ナンプラ」の違いは「生産国」です。

どちらもカタクチイワシを原料に使用した魚醤の一種で新鮮なカタクチイワシを塩で漬け込み発酵させて作る調理工程はほぼ同じですが、同じ魚醤のイタリアでの名前が「コラトゥーラ」でタイでの名前が「ナンプラ」です。

味わいとしては醤油に非常に近く、魚由来の独特の旨味と風味を有しています。

イタリアの調味料である「コラトゥーラ」はパスタなどのイタリア料理に使われ「ナンプラ」はタイ料理の調味料に使われます。

「コラトゥーラ」は古代ローマで使われていた魚醤をルーツとする歴史ある調味料ですが「ナンプラ」がタイ料理でスタンダードに使われるようになったのは20世紀に入ってからで比較的歴史の浅い調味料です。

まとめ

「コラトゥーラ」「ナンプラ」は作られている地域の違いで区別されます。

日本の「しょっつる」など世界には他にもいろいろな魚醤があります。

それぞれ個性的な調味料なので上手に使い分けましょう。

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