この記事では、「三浦大根」と「青首大根」の違いを分かりやすく説明していきます。
「三浦大根」とは?
三浦大根とはダイコンの品種の1つで、神奈川県の三浦半島の特産品として知られています。
在来種である高円坊系の大根と練馬大根を掛け合わせて誕生した品種で、1925年に三浦大根と名付けられました。
大根には白首大根と青首大根がありますが、三浦大根は白首大根の一種です。
白首大根は根の部分が地中に伸びるので、首の部分は白くなります。
三浦大根は一般的な大根よりも大きく、柔らかくて荷崩れしにくいという特徴があります。
そのため煮物やおでん等に向いています。
「青首大根」とは?
青首大根もダイコンの品種の1つで、日本で流通しているダイコンの多くが青首大根です。
その割合は9割にも上ります。
青首大根は地中と地上の両方に向かって伸びるので、地上に出ている部分は太陽の光を浴びて緑色になります。
そのため青首大根と呼ばれています。
一年を通して出荷されていて、全国各地で栽培されます。
上の部分は甘味があり、下の部分は辛味が強くなっています。
「三浦大根」と「青首大根」の違い
三浦大根は白首大根の一種で、白い色をしています。
これは地中に向かって根が伸びるためです。
それに対して青首大根は、首の部分が緑色になっています。
地中と地上に向かって伸びるので、地上に出ている部分が太陽の光を浴びて緑色になるからです。
三浦大根の方が青首大根よりも大きく、重さもあります。
流通量が多いのは青首大根で、三浦大根はごくわずかしか栽培されていません。
三浦大根は三浦半島の特産品ですが、三浦半島では台風の影響で三浦大根が大きな被害を受けたことがあり現在は青首大根を栽培する農家が多いです。
青首大根には、蒔き直しができ、栽培も比較的簡単というメリットがあります。
まとめ
三浦大根の方が青首大根よりも大きくて重いです。
流通量が多いのは青首大根で、三浦大根はごくわずかしか栽培されていません。