「菜種油」と「大豆油」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「菜種油」と「大豆油」の違いとは?違い

この記事では、「菜種油」「大豆油」の違いを分かりやすく説明していきます。

「菜種油」とは?

主にセイヨウアブラナの種子から搾った油のことです。

食用や燃料に使用されています。

日本では食用として流通している油の6割ほどがこの油です。

「キャノーラ油」「菜種油」の一種で、品種改良されたキャノーラ種というアブラナの種子から油を搾り取っています。

油は何を原料にするかによって、脂肪酸の組成が異なります。

この油の場合は、オレイン酸を約60%、リノール酸を約20%、αリノレン酸を約10%、その他パルミチン酸やステアリン酸などを含有しています。

オレイン酸は酸化しにくい特徴があります。

油は高温になるほど酸化をしやすくなります。

酸化をしにくい油は、揚げ物など高温になる調理に適しています。


「大豆油」とは?

大豆から搾り取った油のことです。

食用、石鹸、塗料などに使用されています。

炒め物などの調理の際に使われるだけでなく、マーガリンやショートニング、マヨネーズなどの原料にもされています。

日本では食用油の消費量の約4割を占めています。

脂肪酸の組成は、オレイン酸を約20%、リノール酸を約50%、αリノレン酸を約10%、パルミチン酸を約10%、ステアリン酸を約5%となっています。

大豆にはリン脂質が含まれています。

リン脂質は油の製造過程で取り除かれており、取り除いたものは大豆レシチンとして健康食品などに使用されています。


「菜種油」と「大豆油」の違い

「菜種油」「大豆油」の違いを、分かりやすく解説します。

原料が異なります。

前者はセイヨウアブラナを原料とし、後者は大豆を原料としています。

また、脂肪酸の組成が異なります。

前者はオレイン酸が約60%を占めますが、後者はオレイン酸の含有量が20%ほどです。

後者は前者に比べてリノール酸を多く含有しています。

食用油として広く使われている点は同じです。

まとめ

2つの油は、原料と脂肪酸の組成が異なります。

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