この記事では、「作品を見る」と「絵を味わう」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「作品を見る」とは?
他人が描いた絵を鑑賞することを「作品を見る」【さくひんをみる】といいます。
対象物を右や左から見てはどのような描き方しているか学んだり、個性的な色の使い方や立体的な塗り方を見て楽しむのです。
その画家の独特な画法を知り、何を訴えているか具体的に目の前の作品を見て学べるのが利点であり、何度も見て学べば自分独自の発想や描き方のコツを吸収できます。
「絵を味わう」とは?
作品が持つ独特な画法や訴えるものを自らが感じることを「絵を味わう」【えをあじわう】といいます。
その作品にしかない描き方や筆遣い、取り上げる問題に共感して一緒に考える行為を指すのです。
絵が醸し出す雰囲気を吸収して、得ることの喜びを味わったり、学んでその世界を楽しむのが醍醐味になります。
このように、独自の表現を得て感じる行為を指す行為を指します。
「作品を見る」と「絵を味わう」の違い
ここでは「作品を見る」と「絵を味わう」の違いを、分かりやすく解説します。
対象物を鑑賞したとき、作品を介して独創的な技法を学ぶことを「作品を見る」といいます。
作品を展示する施設に自らが出向き、受動的に視界へ入ってくるものを見て画法や技法を習得するのです。
もう一方の「絵を味わう」は独特な雰囲気や課題から何をどのように表現しているかを感じ取るという意味があります。
「作品を見る」よりも心で感じ取るものを対象にしているところが違う点です。
「作品を見る」の例文
・『美術館で複数の芸術作品見て画法を学ぶ』
・『求める課題別に芸術家が所蔵する作品を見る』
「絵を味わう」の例文
・『展示会で独特な雰囲気の絵を味わうのが趣味だ』
・『若い人は動画で配信でじっくり絵を味わう』
まとめ
芸術作品を見るか味わうかにより違いがあります。
どのような物をどう鑑賞するかで使い分けて、作品から意味を学ぶのも比較できる方法となるでしょう。