この記事では、「在籍」と「従事」の違いを分かりやすく説明していきます。
「在籍」とは?
ある団体や組織にその一員として加わっていることを表します。
在籍するということは、その団体や組織に所属しているということですが、必ずしもその活動に参加しているとは限りません。
例えば、学校に在籍しているということは、その学校の生徒や教員であるということですが、休学や休職などで実際に学校に通っていない場合もあります。
また、会社に在籍しているということは、その会社の社員であるということですが、出向や転籍などで実際にその会社で働いていない場合もあります。
「従事」とは?
ある物事に関係して、それを仕事としてつとめることを表します。
従事するということは、その物事に専念して取り組んでいるということです。
例えば、医療に従事しているということは、医師や看護師などとして、医療の仕事に携わっているということです。
また、教育に従事しているということは、教師や教育関係者として、教育の仕事に携わっているということです。
「在籍」と「従事」の違い
「在籍」と「従事」の違いを、分かりやすく解説します。
「在籍」は、ある団体や組織に所属していることや登録されていることを表す言葉です。
所属先や登録先を表す名詞に対して使います。
その一方で、「従事」は、ある物事に関係して、それを仕事としてつとめることやたずさわることを表す言葉です。
仕事の内容や業務の種類を表す名詞に対して使います。
「在籍」の例文
・『このクラスには、20人の生徒が在籍しています』
・『彼は昨年、会社を退職して、海外の大学に在籍することになりました』
「従事」の例文
・『彼女は医療従事者として、コロナウイルスの感染者を治療しています』
・『この会社では、様々な分野の業務に従事することが可能です』
まとめ
「在籍」とは、団体や学校などに属する者として登録されていることを意味します。
その一方で、「従事」とは、ある物事に関係して、それを仕事としてつとめることを意味します。
ぜひ、それぞれの言葉を正しく使い分けるようにしましょう。