この記事では、「負担」【ふたん】と「重荷」【おもに】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「負担」とは?意味
自分にとって負荷がかかることを「負担」【ふたん】といいます。
大きな荷物は背負うと歩きにくく、身体が疲れやすくなりますが、軽い物であっても長時間持っていると手が痛くなって疲れてしまうところが「負担」になってしまうのです。
このようなところから、自分を精神的に疲れさせたり、足を引っ張る人の行為に苛立つとき「負担になる」と関わりたくない気持ちを表します。
「重荷」とは?意味
重い荷物を持たされると身体的につらく、放り出してしまいたくなることを「重荷」【おもに】といいます。
自分の能力の限度を超えたとき、それは足を引っ張ることになり、そのまま背負っていればさらに重く圧し掛かる厄介な荷物になってしまうのです。
このように、あきらかに能力を超える問題を押し付けられたとき解決できず、困るさまを表します。
「負担」と「重荷」の違い
「負担」と「重荷」の違いを、分かりやすく解説します。
忙しいとき人から用事を頼まれることは「負担」となり、本来のやるべき仕事に支障をきたすでしょう。
このように、大きな責任を任されて困る状況を意味する言葉であり、義務を引き受けては身体や精神的に疲れてしまうことを意味します。
もう一方の「重荷」は自分でうまくやれない仕事や用件を任されたとき、つらくて困る状態になるさまを表す言葉です。
「負担」の例文
・『彼女が深夜に電話をかけてきて、寝かせてくれないのは負担だ』
・『財布を会社に忘れた上司の食事代を一時的に負担した』
「重荷」の例文
・『仕事を押し付けるのは、経験と知識が浅い社員には重荷になる』
・『多額の手術代がかかる重い病気を患った妹は重荷になる』
まとめ
どちらも押し付けられれば身体や精神的に疲れてしまうものになってしまいます。
どちらの言葉を選んで使えばいいか、状況に応じてうまく使い分けてみるといいでしょう。