この記事では、「イタドリ」と「」の違いを分かりやすく説明していきます。
「イタドリ」とは?
「イタドリ(痛取・虎杖)」とは、タデ科ソバカズラ属に分類されている多年草のことを表しています。
「イタドリ」はパイオニア種で、日当たりのよい荒れ地や土手などに自生しています。
草丈は30㎝〜150㎝くらいあります。
「イタドリ」の開花時期は7月〜10月頃で、白色の花が多数、密に咲きます。
葉は緑色で、互生の単葉、卵形で縁は全縁です。
「イタドリ」の若い茎は山菜としていて、食用になっています。
「オンタデ」とは?
「オンタデ(御蓼)」とは、タデ科オンタデ属に属している多年草のことを指しています。
「オンタデ」はウラジロタデの変種になります。
「オンタデ」はパイオニア植物で、草丈は20㎝〜100㎝程度です。
「オンタデ」は6月〜10月頃に、総状花序で黄白色の小花が多数密集して咲きます。
また、8月〜10月頃に、実がなります。
紅色を帯びた痩果で、「イタドリ」に似ています。
「オンタデ」の根は1m以上深く根を張ります。
「イタドリ」と「オンタデ」の違い
「イタドリ」と「オンタデ」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもタデ科ですが、「イタドリ」はソバカズラ属、「オンタデ」はオンタデ属に属しています。
また、「イタドリ」の花は白色ですが、「オンタデ」は黄白色です。
「イタドリ」と「オンタデ」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
「イタドリ」の別称には、「スカンポ(酸模)」、「オノエイタドリ(尾上虎杖)」があります。
また、「イタドリ」の英語表記は「Japanese knotweed」、「Asian knotweed」になります。
そして、「オンタデ」には、「イワタデ (岩蓼)」の別名があります。
今回は「イタドリ」と「オンタデ」の意味や違いなどについて述べてきました。
「イタドリ」と「オンタデ」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。