この記事では、“practical”と“pragmatic”の違いを分かりやすく説明していきます。
「practical」とは?
“practical”の意味は以下の通りです。
1つ目は「実際の」「実践的な」という意味で、現実的に可能な様子を言います。
2つ目は「実用的な」「役に立つ」という意味で、実際に有効な様子を言います。
3つ目は「実地経験のある」という意味で、すぐにでも仕事ができる様子を言います。
4つ目は「事実上の」「実質上の」という意味で、ほぼその様な状態であることを言います。
上記に共通するのは「実際に役に立つ」という意味です。
「practical」の使い方
“practical”は「実際の」「実用的な」「実地経験のある」「事実上の」などの意味で使われます。
形容詞として使われ、名詞形は“practice”になり、「実行」「実施」「練習」「実習」「熟練」「習慣」「儀式」などの意味で使われます。
基本的に、実際の場面で役に立ったり、効果がある時に使われる言葉です。
「pragmatic」とは?
“pragmatic”の意味は以下の通りです。
1つ目は「実用主義の」という意味で、哲学用語で、考え方の真偽を行動や結果で判断する思想のことを言います。
2つ目は「実用的」という意味で、実際に役に立つ様子を言います。
3つ目は「事実的」という意味で、事実だけを扱う傾向を言います。
4つ目は「活動的」という意味で、実際に行動を起こす傾向を言います。
上記に共通するのは「実際の行動で決める考え方」という点です。
「pragmatic」の使い方
“pragmatic”は「実用的」「事実的」「活動的」という意味で使われます。
形容詞として使われ、名詞形は“pragmatism”になり、「実用主義」「現実主義」などの意味で使われます。
基本的に、哲学用語から派生した言葉で、本当にあった事実だけを取り扱う考え方に使われる言葉です。
「practical」と「pragmatic」の違い
“practical”は「実際に役に立つこと」という意味です。
“pragmatic”は「実用主義、実用的な考え」という意味です。
「practical」の例文
・『I want to develop practical knowledge. 』(実用的な知識を身に付けたい)>
・『I need to get more practical experience. 』(私はもっと実務経験を積む必要がある)>
・『That is a practical product. 』(それは実用的な製品だ)>
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「pragmatic」の例文
・『I agree with you an emotional level, but it is not on the pragmatic level. 』(私は感情的には君に賛成するけれども、現実的にはそうじゃない)>
・『She pretends to be pragmatic. 』(彼女は実用主義のふりをしている)>
・『I don’t think that is a pragmatic training. 』(私はそれは実用的な研修ではないと思う)>
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まとめ
今回は“practical”と“pragmatic”について紹介しました。
“practical”は「実際に役立つ」、“pragmatic”は「実用的な考え」と覚えておきましょう。