この記事では、“police”と“sheriff”の違いを分かりやすく説明していきます。
「police」とは?
“police”には3つの意味があります。
1つめは、警察官、警察隊です。
日本の警察官は、国家公務員・地方公務員です。
国家公務員試験や地方警察官の試験を受け、合格をしたもが採用されます。
米国の警察官は日本とはやや制度が違うようです。
州、郡、市などによって警察官が配属されており、連邦警察や市警察などがあります。
2つめの意味は治安、公安です。
治安は世の中が安らかでおさまっていること、公安は社会が安らかで秩序が保たれていることです。
警察官は世の中をおさめて安らかにする活動をしています。
こういったことから、治安、公安の意味にもなります。
3つめは、取り締まる人たち、お目付け役たちです。
警察官は試験に合格した人がなることができますが、取り締まる人たち、お目付け役たちは試験に合格した人だけを指しているのではありません。
ドラマや小説などでは、令嬢を監視する役割の人が登場しますが、あのような人がお目付け役です。
「police」の使い方
警察官の意味で使用するときには、“the”をともなって使用されることが多いです。
複数扱いになります。
1人の警察官を指したいときには、“a policeman”や“a policewoman”とします。
「sheriff」とは?
“sheriff”とは保安官のことです。
保安官は、郡などの行政区をおさめて安らかに保つことを仕事にしています。
選挙によって任命されます。
郡保安官、市保安官、州保安官などがあります。
「sheriff」の使い方
米国では保安官のことを指して使用をします。
日本で“sheriff”というときは、米国の保安官のことを指しています。
カナダでは裁判所の執行職員のことを指し、英国ではイングランド・ウェールズの州長官のことを指します。
数えられる名詞です。
「police」と「sheriff」の違い
“police”は警察官のこと、“sheriff”は米国の治安を守る人のことです。
日本では、事件、事故、悪徳商法、ストーカーなどの問題を解決する役割を持っているのは警察官です。
この人たちが治安を守ってくれています。
“sheriff”というと米国の役人を指します。
治安を守る仕事をしていますが、日本の警察官とはやや違います。
日本の警察官は試験に合格して採用されると仕事につくことができますが、米国の“sheriff”は選挙で任命されます。
また、アメリカの警察官と保安官の役割も違い、警察官は銃を持って犯人逮捕などの任務を行いますが、保安官は主に司法を担当しています。
まとめ
治安を保つ仕事をしている点では同じなのですが、厳密に言うと同じ仕事なのではありません。
仕事に就くための方法が違い、それぞれの役割があり、それぞれの仕事をしています。