日本語にも少し古いのだと『マジ卍』や『オコ』などフォーマルな使い方とは違う言葉がありますが、英語でも当然存在しています。
今回はその中でも簡単な『Gangsta』と『Gangster』についてご紹介したいと思います。
この記事では「Gangsta」と「Gangster」の違いを分かりやすく説明していきます。
「Gangsta」とは
一言で説明をすると『ギャングの構成員』のことを表す『スラング』です。
スラングとは若者やあるグループの中でしか使われていない言葉を表します。
『Jargon』という言葉も実はありますが、これはどちらかと言うと、ある特定の組織や業界でしか使われていない『専門用語』という意味がありますので、若干『Slang』(スラング)とは意味合いが違います。
さて、『Gangsta』に戻りますが、これはヒップホップやラップの音楽などを聞いたことのある方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
英語特徴の一つに『末尾をA』というものがあります。
例えば『going to~』を『Gonna~』にしたり『Want to~』を『Wanna~』にしたりするのは聞いたことはありませんでしょうか。
今ではスラングではなく、砕けた言葉として定着している表現ですが、是非覚えてみると英会話が理解しやすくなるはずです。
「Gangster」とは
一方こちらは一言で表すと『ギャングの構成員』のことを表します。
こちらは辞書にも載っているフォーマルな言葉をさします。
カタカナですと『ギャングスタ―』と『スター』があるのでなんだか、ギャングの中でも目立つスターの様な存在と感じてしまうかもしれませんが、綴りは『Ster』ですので『Star』とは全く違います。
『Ster』は『~する人』や『~の仲間』という意味を表します。
よく場をかき乱す人物のことを『トリックスター』(Trickster)と言いますが、これも『Ster』が付いていますので『Gangster』と同じ様な使われ方であることが分かります。
「Gangsta」と「Gangster」の違い
この2つの表現は『スラングか正式な言い方か』の違いではっきりと分けることが出来ます。
会話では末尾の『R』を付けなくてもその前にある『A』の発音で『R』をカバーしてしまうのでどちらを使っても問題ありませんが、文章で書く(書く事があるかは別として…)場合は正式な『Gangster』を使う様にしましょう。
ちなみに『Gang』と『Gangster』の違いですが、ここまでお読みになった方ならご理解頂けると思います。
『Gang』は『組織』や『グループ』のことを指し、構成員を表したい場合は『Gangster』を使います。
まとめ
如何でしたでしょうか。
今回はスラングのお話でした。
英語のスラングは理解をしていないと自分の英語力の無さに愕然としてしまう場合がありますが、あくまでも『スラング』ですので気を落とす必要はありません。
ですが、理解ができると途端に会話が弾む場合もありますので、是非余裕があれば覚えてみて下さい。