この記事では、「ニヒル」と「クール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ニヒル」とは?
「ニヒル」とは暗く影のある人物や醒めている人物を指します。
元々はラテン語で無や空あるいは虚無を意味する言葉でしたが、虚無的で情熱がなくいつも醒めている人を指すのに使われるようになりました。
虚無的な性格や考えをしているから影があったり醒めていて情熱がないという人を指す言葉でしたが、現在では虚無的かどうかは無視され影があったり何事にも醒めて斜に構えている人物、悪く言えば捻くれた人を指すような言葉になっています。
「クール」とは?
「クール」とは冷静な人や冷ややかな人を指す言葉です。
冷たいという意味の英語から来ており何があっても熱くならない人という意味に転じました。
またそういった人はかっこよく目にうつることからかっこいい人という意味で使われることもあります。
「クール」な人は冷静沈着な人ではありますが、決して人物的に影があるわけではなく物事に対して斜に構えているとは限りません。
いつも落ち着いて物事に対処している人なら素直な人でも「クール」です。
「ニヒル」と「クール」の違い
「ニヒル」と「クール」の違いを、分かりやすく解説します。
醒めた態度や人物的に暗い影がある人が「ニヒル」で、落ち着いていて冷静な人が「クール」です。
「ニヒル」は斜に構えていたり情熱がないことが条件になりますが、「クール」は冷静であれば積極性があったり素直に他人の意見や物事を受け入れる人も含みます。
まとめ
「ニヒル」な人は影があったり醒めていて冷淡な人という意味ですが、「クール」な人は冷静なだけなのでその他の性格や人間性は問いません。
そのため「ニヒル」と言われるような人は大なり小なり接しにくさを感じるものです。
しかし「クール」な人にはリーダーシップのある人もいますし、冷静だからこそ困った時には的確なアドバイスをくれる頼れる人もいるでしょう。