この記事では、「淡水パール」と「アコヤ真珠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「淡水パール」とは?
「淡水パール」とはイケチョウガイやヒレイケチョウガイの作る真珠です。
イケチョウガイやヒレイケチョウガイは川や湖などの淡水に生息する貝であり、それらから作られる真珠なので「淡水パール」と呼ばれます。
イケチョウガイなどは養殖しやすい真珠貝であり、核となるものを貝に含ませなくても真珠を作る真珠貝です。
その上貝のサイズが大きいので一度に複数の真珠が作られるため「淡水パール」は値段も安くなっています。
「アコヤ真珠」とは?
「アコヤ真珠」とはアコヤ貝が作る真珠です。
殻の中に異物が入ると真珠層と呼ばれる光沢のある炭酸カルシウムで覆う性質があり、これがいわゆる真珠になります。
真珠を作る貝の代表とも言える知名度がありますが、核となる異物を入れないといけないことや貝が小さく一度に一つしか真珠が作れないことから効率は悪く、そのため「アコヤ真珠」は真珠としては高額です。
「アコヤ真珠」は昔から宝石として扱われてきた真珠であり、ダイヤモンドなどと同じようにグレードやランクで格付けされています。
「淡水パール」と「アコヤ真珠」の違い
「淡水パール」と「アコヤ真珠」の違いを、分かりやすく解説します。
川や湖で養殖されているイケチョウガイが作る真珠が「淡水パール」で、海に生息していたり養殖されるアコヤ貝の作る真珠が「アコヤ真珠」です。
「淡水パール」には宝石としてのグレードやランクはありませんが、「アコヤ真珠」はグレードやランクで分けられています。
「淡水パール」は生産性が高いため比較的安価ですが、「アコヤ真珠」は希少なので養殖物でも高価です。
まとめ
「淡水パール」は「アコヤ真珠」の偽物と思っている人もいますがそれは間違いで、真珠を作る貝の種類が違うだけです。
以前は真珠と言えば「アコヤ真珠」を指しましたが、現在では「淡水パール」の方が安く広く出回っていますし、手を出しやすいジュエリーになっています。