この記事では、「思い出す」と「想い出す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「思い出す」とは?
過去の出来事が心によみがえってくることを「思い出す」【おもいだす】といいます。
例えば、アルバムを見ると恋愛していた頃が蘇ったり、親が撮影して残した動画を視聴すると家族が幸せに暮らしていた日々が頭の中に浮かんでくるといった意味で使うわけです。
また、自らが「思い出す限り、問題はなかった」と当時の状況を伝える場面でも使われています。
「想い出す」とは?
昔のことを思い起こすという意味で使われている言葉が「想い出す」【おもいだす】です。
記憶に残る印象的な場面を頭の中に思い浮かべるとき使う言葉で、偲ぶといった意味で使います。
思い返すともいうように、過去の心に残る場面がぱっと頭の中に浮かぶといった場面でも使う言葉です。
このように、以前に起きた出来事がふと心によみがえる状況を指します。
「思い出す」と「想い出す」の違い
ここでは「思い出す」と「想い出す」の違いを、分かりやすく解説します。
亡くなった人との楽しかった当時の様子や、子供の頃に行った記憶が浮かぶことを「思い出す」といいます。
過去の出来事の中でも、とくに心に残る場面が頭の中に浮かぶ場面で使い、いかに忘れられない気持ちを表す言葉です。
もう一方の「想い出す」は「思い出す」よりも心が締め付けられる悲しい気持ち包まれる出来事がよみがえるときに使います。
「思い出す」の例文
・『近所の子供と楽しく土手で遊んだ光景を思い出す』
・『今は使わない鞄を見ると、勉強に明け暮れた学生時代を思い出す』
「想い出す」の例文
・『彼氏から貰った指輪を見ると、幸せだった頃を想い出す』
・『祖母と手をつないで土手を何時間も歩いたことを想い出す』
まとめ
「おもいだす」と読む言葉ですが、意味を学んでどのような場面がふとよみがえったのか伝えてみるといいでしょう。