この記事では、「山砂」と「真砂土」の違いを分かりやすく説明していきます。
「山砂」とは?
「山砂(やまずな)」とは、山にある砂のことを指しています。
具体的には、古くに川や海の底にあった砂の層が、地殻変動によって隆起した山から採取した砂や、火山から吹き出した岩石などが、風化して細かくなった砂のことを意味しています。
「山砂」は粒が細かく、透水性や吸水率も高い砂です。
締固めがしやすいので、建築現場などでは掘削後の埋め戻しに用いられています。
他にも、農地や園芸用土、庭土としても利用されています。
「山砂」には「桐生砂」や「富士砂」などかあります。
「真砂土」とは?
「真砂土(まさつち・まさど)」とは、花崗岩が風化して、土状や砂状になった土壌のことを表しています。
西日本で多く採取されています。
「真砂土」は園芸用土や敷土、庭土などに用いられています。
「真砂土」は客土として用いられる他、特土法で指定されている特殊土壌でもあります。
また、「真砂土」は「きれいな砂」から、名付けられたとも言われています。
「山砂」と「真砂土」の違い
「山砂」と「真砂土」の違いを、分かりやすく解説します。
「山砂」と「真砂土」はどちらも花崗岩が砂になったものです。
両者は呼び方が違うだけで、同じものを指しています。
また、「山砂」は粒が荒いもの、「真砂土」は粒が細かいものを表すこともあります。
「山砂」と「真砂土」にはこのような違いがあります。
まとめ
「山砂」の英語表記は「mountain sand」になります。
また、「真砂土」は英語で「Decomposed granite soil」と表記します。
さらに、「真砂土」は、「真砂」、「マサゴ」や「サバド」などとも呼ばれています。
今回は「山砂」と「真砂土」の意味や違いなどについて述べてきました。
「山砂」と「真砂土」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。