その違いは“We”と“I”?この記事では、「ライオンズクラブ」と「ロータリークラブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ライオンズクラブ」とは?
1917年に「メルビン・ジョーンズ」氏の提唱により起ち上がったのが「ライオンズクラブ」です。
元々は同氏は「ロータリークラブ」の会員だった事でも知られています。
シカゴで起ち上がったもの現在のライオンズクラブ国際協会の本拠地はイリノイ州オークブルック。
加盟団体は世界中で44000ほどだと言われており、143万人の会員が在籍しています。
その行動理念は“We serve”に基づくものでした。
「ロータリークラブ」とは?
「国際ロータリー」のメンバーで構成される活動単位やクラブを「ロータリークラブ」と呼びメンバーはロータリアンと呼ばれるのが特徴。
1905年米国シカゴで起ち上げられており、「ポール・ハリス」氏の提唱をその友人が賛同したのが始まりでした。
行動理念は“I serve”によるものであり、行動基準に四つのテストが設けられているのは有名だと言えるでしょう。
先行の社会奉仕団体でもあり、著名人の所属ではライオンズクラブを遥かに凌駕していると言えます。
全世界に36000以上のロータリークラブが存在。
120万人がロータリアンだと言われています。
「ライオンズクラブ」と「ロータリークラブ」の違い
「ライオンズクラブ」と「ロータリークラブ」の違いを、分かりやすく解説します。
ロータリークラブが歴史では10年ほど先行。
さらにライオンズクラブは元ロータリークラブ所属者が起ち上げた事、基本理念が“We serve”と“I serve”である事、2つのクラブに同時加入が認められていない事もあり、二番煎じの印象を持たれる方も多いと思われます。
実際のところ実務面では大きな違いはないと思っていいでしょう。
違う点は月2回の例会開催をライオンズクラブは行っているのに対して、ロータリークラブはそれよりも密に週1での例会開催になる点です。
まとめ
「ライオンズクラブ」と「ロータリークラブ」は社会奉仕団体という点での根幹は同一であり、実務活動についても大きな違いはありません。
例会開催が前者は月2回、後者は週1回開催の違いだと言っていいでしょう。
また世界的な規模としてはライオンズクラブが143万人の会員数を抱え、ロータリークラブの120万人を凌駕していると言えます。
行動理念が“We serve”と“I serve”と似通っているのは、ライオンズクラブの創設者はロータリアンだった事が大きく影響していると言えるでしょう。