「蓄える」と「貯蔵」の違いとは?分かりやすく解釈

「蓄える」と「貯蔵」の違いとは?違い

この記事では、「蓄える」「貯蔵」の違いを分かりやすく説明していきます。

「蓄える」とは?

「蓄える」「たくわえる」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「後で役立てることを目的に、金銭や品物などをためておくこと」という意味です。

2つ目は「知識力などを身に付けて、必要な時に発揮できる様にしておくこと」という意味です。

3つ目は「髪や髭を生やす」という意味です。

4つ目は「自分のものとして養うこと」という意味です。


「蓄える」の言葉の使い方

「蓄える」は動詞として「蓄える・蓄えた」と使われたり、名詞としてお「蓄えがある・ない」などと使われます。

「蓄」という漢字は「草を与えて動物を育てる象形」で、ここから転じて「後で役立てられる様に、大切にものをためる」という意味になりました。

形のあるものだけではなく、力や知識など抽象的なものにも使われます。


「貯蔵」とは?

「貯蔵」「ちょぞう」と読み、の意味は以下の通りです。

1つ目は「ものをある場所に保管しながら量を増やすこと」という意味です。

2つ目は「財産を使わずに、ただ貯めて増やすこと」という意味です。

「貯蔵」の言葉の使い方

「貯蔵」は、名詞として「貯蔵する・した」「貯蔵庫」などと使われます。

「貯」「た(める)」とも読み「金や物を保管して増やす」という意味、「蔵」「くら」とも読み「物をしまっておくところ」から転じて「中にしまっておく」という意味、「貯蔵」「金や物をあるところにしまっておいて増やすこと」になります。

基本的に、形のあるものに使われる言葉です。

「蓄える」と「貯蔵」の違い

「蓄える」「後で役立てられる様に、大切にものをためること、形のある・なしを問わず使える」です。

「貯蔵」「金や物をあるところにしまっておいて増やすこと、形あるものに使う」です。

「蓄える」の例文

「蓄える」の例文は以下の通りです。

・『老後のために資金を蓄える』
・『若いうちに知識を蓄える』

「貯蔵」の例文

「貯蔵」の例文は以下の通りです。

・『災害に備えて食料を貯蔵する』
・『干ばつで貯蔵庫がからになる』

まとめ

今回は「蓄える」「貯蔵」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

違い
違い比較辞典