この記事では、「dL(デシリットル)」と「mL(ミリリットル)」の違いを分かりやすく説明していきます。
「dL(デシリットル)」とは?
「dL(デシリットル)」とはL(リットル)の1/10を表す単位です。
d(デシ)と言うのはSIとも言われる国際単位で十進ごとの倍量を表す接頭語の一つであり、dは十分の一を表します。
そのためLの十分の一を意味する単位がdLであり、1Lは10dLという関係になります。
dは国際単位の接頭語として日常的にはあまり使われることのない接頭語ですが、正式に認められているSI接頭語の一つです。
「mL(ミリリットル)」とは?
「mL(ミリリットル)」とはL(リットル)の1/1000を表す単位です。
m(ミリ)はd(デシ)と同じくSI接頭語の一つであり千分の一を表します。
そのため1Lは1000mLです。
d(デシ)もそうですがSI接頭語のm(ミリ)は小文字での表記が必須であり、大文字で表記してはいけないという決まりがあります。
これは他のSI接頭語と混同されることがないようにするためです。
実際にミリを大文字表記でMと書いてしまった場合、百万倍を意味するメガと区別がつかなくなってしまいます。
「dL(デシリットル)」と「mL(ミリリットル)」の違い
「dL(デシリットル)」と「mL(ミリリットル)」の違いを、分かりやすく解説します。
L(リットル)の十分の一を意味する単位が「dL(デシリットル)」で千分の一を意味する単位が「mL(ミリリットル)」です。
お互いの関係としては1「dL(デシリットル)」が100「mL(ミリリットル)」という関係になります。
まとめ
Lの十分の一にあたる単位が「dL(デシリットル)」で、千分の一にあたる単位が「mL(ミリリットル)」です。
どちらも国際単位の接頭語によって大きさが決まっている単位なので、千分の一として日常的に使われるm(ミリ)に関連付けて、d(デシ)は十分の一を表す接頭語だと覚えれば区別しやすいでしょう。