「最新のテクノロジーを使っている」「彼のテクニックはすごい」というように、「テクノロジー」や「テクニック」は、今や日本語でも広く使われている言葉です。
それでは英語の“technology”、“technique”は日本語と同じ使い方なのでしょうか。
そして、この2つの単語はどう使い分けたら良いのでしょうか。
この記事では、“technology”と“technique”の違いを分かりやすく説明していきます。
「technology」とは?
「テクノロジー」と訳しても問題ないですし、「科学技術」「専門用語、術語」などと訳すこともできます。
具体的に「○○技術」と指す場合は可算名詞として扱うこともありますが、基本的には不可算名詞です。
「technology」の使い方
A. The factory innovated a new technology. (その工場は新しい技術を取り入れた)
B. This industrial technology is revolutionary. (この生産技術は画期的だ)
訳すときは端的に「技術」とすることが多いですが、用語や概念、施設の設備…といった内容を指しているのが“technology”です。
日本語の「テクノロジー」ともほとんど変わりなく使えます。
「technique」とは?
「テクニック」と訳す他、「専門技術、技巧」「やり方、方法」という意味も持ちます。
「専門技術」
などと訳す際は不可算名詞の扱いですが、「やり方、方法」という意味で使う際は可算名詞となるので注意しましょう。
「technique」の使い方
A. I respect your technique. (私は君の技術を尊敬している)
B. He used prohibited techniques. (彼は禁じられた技を使った)
A. のように「技術、技巧」という意味で使われることが多く、日本語の「テクニック」ともほぼ同義です。
スポーツや芸術面ではB. のように「技」という意味で使われることもあります。
「technology」と「technique」の違い
「技術」と訳すと紛らわしくなってしまいますが、両者は指すものが異なります。
例えば「この店のテクノロジー」というと施設の設備などを指しますが、「この店のテクニック」というと職人の技などを指します。
また、“technology”は基本的に不可算名詞ですが、“technique”は「技」という意味で使うと可算名詞になります。
日本語でも使い分けが必要な「テクノロジー」と「テクニック」ですが、ぜひ英語でも同様に使い分けてください。
まとめ
今回は日本語でも馴染みのある単語「technology」と「technique」について考察しました。
概念や設備のことを指しているのか、やり方や技巧のことを指しているのか、という視点から使い分けることができます。
混同せず適切な単語をチョイスしていきましょう。