この記事では、“sack”と“bag”の違いを分かりやすく説明していきます。
「sack」とは?
“sack”の主な意味は3つあります。
1つめは、大きな袋です。
食料を入れておく布袋や強度のある紙袋のことを指しています。
買ったけれどすぐに食べないもので、冷蔵庫に入れずに保存できるもの、たとえばタマネギ、ジャガイモなどは、袋に入れて室温で置いておくことがあります。
このとき、そのまま部屋に置くのではなく、袋に入れて置きますが、その時に使う袋のことを指しています。
2つめの意味は、主に英国での使われ方でくびです。
職をやめさせること、お払い箱のことを意味しています。
3つめは、寝袋、ベッドです。
寝袋とは、体をすっぽり包めるような袋状になっている寝具です。
キャンプや登山などの際に主に使用されます。
「sack」の使い方
貯蔵用の大きな袋、寝袋など、袋状になっているもののことを指して使用します。
数えられる名詞で、大きな袋の意味では“a sack of ~”のような使い方をします。
寝袋やくびの意味では、“the sack”とします。
「bag」とは?
“bag”の主な意味は3つあります。
1つめは袋です。
袋とは、中に物を入れられるようになっていて、上部は口を閉じられるようになっている形のもののことです。
こういった形状のものには、バッグ、カバン、財布などがあります。
“bag”はこれらのことを指しています。
2つめは、1袋です。
量についてを意味しています。
たとえば、1袋の収穫、1袋の獲物などです。
米の場合だと、袋に入れてスーパーなどで売られているので、どのような袋かイメージしやすいと思います。
3つめは、袋状のものです。
袋のような形になっているもののことを指しており、動の嚢、植物の袋、雌牛など比較的大きく袋のような形になっている乳房のことをいいます。
また、人間の場合だと皮膚がたるんでいると、袋のような形になることがあります。
特に目元がたるむと袋のような形になります。
こういったことから、皮膚のたるみの意味もあります。
「bag」の使い方
袋や袋のような形になっているものを指して使用します。
“bag”だけでは、どのような袋なのかわからないので、他の語と一緒に使用されます。
たとえば紙の袋なら“paper bag”と表現をします。
数えられる名詞で、1つの紙袋なら“a paper bag”となります。
「sack」と「bag」の違い
どちらの言葉も袋のことを指しているのですが、同じ袋を指しているのではありません。
“sack”は主に貯蔵用の袋を指しています。
また、袋とは関係ない、くびの意味もあります。
一方、“bag”が指している袋は幅広く、バッグ、旅行かばん、動物の嚢、皮膚のたるみなどを意味しています。
まとめ
袋という意味が似ている2つの言葉ですが、それぞれの言葉が指している袋は違います。