この記事では、「到達」と「到着」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
「到達」の意味
最初に「到達」(とうたつ)の意味をご説明致します。
「到達」とは、自分が目標としている部分に行きついたことなどになります。
「到達」の使い方
次は「到達」の使い方を取り上げます。
「到達」を使うときは、目標としていることがやり遂げられた際などに使います。
使い方としては、「目標としている体重に到達させることができた」や「目的地へ到達することができました」です。
「到達」を使った例文
ここでは「到達」を使った例文を書いていきます。
・『B-29が日本本土へ到達した』
・『敵機が到達する前に、海上で迎撃するんだ』
・『目標とする点数に到達できました』
・『念願の海岸線に到達した』
・『結局のところ、同じ意見ということに到達するに至りました』
「到達」の類語
それでは「到達」の類語の方も見てみましょう。
「到達」の類語として考えられるのは、「至る」(いたる)や「達する」、「着く」になります。
意味は、対象としている物が、目標や目的に来ることができたさまです。
「到達」の対義語
次の項目において「到達」の対義語を解説します。
「到達」の対義語としては、「達しない」や「未到達」(みとうたつ)、「未達」(みたつ)です。
意味の方は、対象にしている物や目標が、届かない状態にあることになります。
「到着」の意味
ここでは「到着」(とうちゃく)の意味をご説明致します。
「到着」の意味は、例えばですが頼まれている荷物などが、受取人や目的地のもとへ届くことです。
「到着」の使い方
次は「到着」の使い方を解説します。
「到着」を使うときは、指定された時間などに人や物が行き着いたときに使うことが多いのです。
それでは使い方の詳細を取り上げます。
「医療機器を積んだトラックが到着した」
「電車が到着する時間まで、30分あります」
「到着」を使った例文
この項目においては、「到着」を使った例文を書きます。
・『救援物資の到着を待っている』
・『水族館へ無事に到着しました』
・『到着予定時刻まで、あと1時間ほどになります』
・『到着するまで待っていることにしました』
・『トラックが到着して、荷下ろしを始めている』
「到着」の類語
それでは「到着」の類語を解説します。
「到着」の類語にあたるとされるのは、「到来」(とうらい)や「辿り着く」、「訪れる」です。
意味の方は簡単でありまして、対象になる物や人、タイミングなどが満たされている状態となります。
「到着」の対義語
この項目では、「到着」の対義語を説明していきます。
「到着」の対義語は、「出発」(しゅっぱつ)になります。
意味は、目的地へ向かっていくことです。
「到達」と「到着」の違い
ここでは「到達」と「到着」の違いを見てみることにしましょう。
「到達」の場合は、基本的に自分が目標としている基準へ、行き着いた場合の意味合いが強いのです。
また、「到着」の方としては、決まった場所や決まった時間などに、行き着くことになります。
前者は、目標へ行き着く意味合いが強いですが、後者の方は、決められた場所や時間に行き着くことです。
「到達」と「到着」の使い方の違い
次は「到達」と「到着」の使い方の違いを説明します。
「到達」を使う場合、目標へ行き着いたときに使うのです。
そして、「到着」は、決められた場所・時間へ行き着く際に使えるのです。
前者の使い方は、「敵の陣地へ到達しました」「ここまでの財力まで到達させるには、苦労がありました」です。
後者の使い方として、「時間指定の荷物が到着しました」、「バスが遊園地へ到着した」などになります。
「到達」と「到着」の英語表記の違い
最後の項目では、「到達」と「到着」の英語表記の違いを解説します。
「到達」を英語表記にしますと、“Reach”になります。
また、「到着」を英語にすると、“arrival”です。
前者の例文を書いてみます。
“The bomber will reach you as it is”(このままでは爆撃機が到達してしまう)
“I was able to reach the summit of Mt. Fuji”(富士山の頂上へ到達することができました)
“I want to get rid of the habit of giving up before reaching my target weight, even though I am on a diet”(ダイエットするものの、目標体重へ到達する前に諦めてしまう癖を直したい)
“I was able to reach the ranking in the test by the time I entered the three fingers”(テストでの順位を3本指へ入るまでに、到達できた) 最後の例文は、文法的に“reaching”を使用しています。
後者の例文に入ります。
“He seems to be waiting for the mail to arrive”(彼は郵便物の到着を待っているようです)
“It seems that it will take another 3 days for the luggage to arrive, so I will contact you to make it a little faster. ”(荷物が到着するまで、あと3日間かかるらしいので、もう少し早くしてくれと、問い合わせをするつもりだ)
“I am looking forward to the arrival of the jewels I bought as a birthday present”(誕生日プレゼントとして購入した、宝石の到着を心待ちにしている) “Cosmetics seem to have arrived”(化粧品が到着したようだ)
まとめ
まとめとして、「到達」の場合は、自分が目標にしていることなどに行き着くことになります。
また、「到着」の場合は、決められている場所や決められた時間などに行き着くことです。