「耐火」と「防火」の違いとは?分かりやすく解釈

「耐火」と「防火」の違いとは?分かりやすく解釈違い

この記事では、「耐火」「防火」の違いを分かりやすく説明していきます。

「耐火」とは?

「耐火」「たいか」と読みます。

意味は「燃えにくく、高熱にも影響を受けないこと」です。


「耐火」の言葉の使い方

「耐火」は建築用語、防災用語として「耐火性がある・ない」「耐火金庫」などと使われます。

「耐」「た(える)」とも読み「持ちこたえる」「たえしのぶ」という意味、「火」「ひ」とも読み「炎」「火事」「燃えること」という意味、「耐火」「火事が起きても持ちこたえることの度合い」になります。

基本的に、建物自体の燃えにくさや、周囲の建物への燃え移りにくさを表す言葉です。


「防火」とは?

「防火」「ぼうか」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「火事が起きるのを防ぐこと」という意味です。

2つ目は「周囲で火事が起きた時に影響を受けないこと」という意味です。

「防火」の言葉の使い方

「防火」は建築用語・防災用語として「防火に務める」「防火訓練」「防火用水」などと使われます。

「防」「ふせ(ぐ)」とも読み「くいとめる」「まもる」「侵入をおさえるための備え」という意味、「火」「炎」「火事」「燃えること」という意味、「防火」「火事から守ること」「燃え移ることから守ること」になります。

基本的に、火事をくいとめる度合い、火事が起きた時の燃えにくさを表す言葉です。

「耐火」と「防火」の違い

「耐火」「建物自体の燃えにくさ」「周囲の建物への燃え移りにくさ」という意味です。

「防火」「火事をくいとめる度合い」「火事が起きた時の燃えにくさ」という意味です。

「耐火」の例文

「耐火」の例文は以下の通りです。

・『室内に耐火ドアを設置する』
・『このカーテンは耐火性が高い』

「防火」の例文

「防火」の例文は以下の通りです。

・『防火訓練をしっかり行う』
・『防火装置を点検する』

まとめ

今回は「耐火」「防火」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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