住宅の壁や天井などの内装材として使われるのは、ほとんどの場合は「耐火ボード」と呼ばれるものですが、これはもし火事になったとしてもこの部分で延焼を止めるために有効です。
それでは、この「耐火ボード」とはどういうものでしょうか。
また、「石膏ボード」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「耐火ボード」と「石膏ボード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「耐火ボード」とは?
「耐火ボード」とは、住宅などの壁や天井などの内側に使用するボードの一種で、その名前の通り、燃えない素材で作られているもののことを指します。
実際には「耐火ボード」という名称の製品が存在するわけではなく、火に強いボードの総称として使用されます。
「石膏ボード」とは?
「石膏ボード」とは、住宅の壁や炎上などの内装材として使われるもので、名前のとおり、ベースに石膏を固めたものを使用しています。
防火性、安全性、強度や価格などの面で優秀なので、多くの現場で採用されています。
「耐火ボード」と「石膏ボード」の違い
「耐火ボード」と「石膏ボード」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、住宅の内装材として使われるボードであることも燃えない素材であることも同じです。
この2つは結論から言うと包含関係になっていて、「耐火ボード」の一種が「石膏ボード」ということになります。
したがって、この2つは全く同じではなく、「石膏ボード」以外の種類の「耐火ボード」も存在すると言うことになります。
その部分に当てはまるのは例えば「フレキシブルボード」と言うもので、これはベースに「石膏」のかわりに「セメント」を使っている「耐火ボード」です。
まとめ
この記事では、「耐火ボード」と「石膏ボード」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、前述のように包含関係にありますが、内装に「耐火ボード」を使うのはすでに標準なので、どんあ「耐火ボード」かというのが重要になってきます。