組織や集団の利益を表す言葉には「公益」や「収益」があります。
この記事では、「公益」と「収益」の違いを分かりやすく説明していきます。
「公益」とは?
「公益」とは公共の利益を示す言葉であり、社会全体の改善や機能向上、拡大促進など様々な種類が存在します。
「公益」を目標とする集団や団体は色々なものがありますが、特に政府や自治体が中心になってするものが多く存在します。
「公益事業」とは「公益」を求める事業のことを表す言葉であり、こちらは国だけではなく企業や個人で行うケースも存在します。
民間では「公益法人」や「NPO組織」などが有名であり、この他にも国が行う「公共事業」も「公益」を求めるものとして有名です。
「収益」とは?
「収益」とは一般的な会社が商品を売った際に得る金銭のことを示す言葉です。
「収益」は営業結果から得られる売上高と、これ以外の活動によって得られる営業外収益の2つに分類されます。
「収益」からさらにかかった費用などを引いたものが「利益」であり、どちらも正確な計算が必要になります。
「収益」は単純な金銭の増加だけではなく商売によって得られた価値の増加を示す時にも使うことが可能です。
「公益」と「収益」の違い
「公益」は公共の利益を表す言葉であり、国や政府が中心となって取り行う事業が多く存在します。
「収益」は一般的な会社が商品を売った際に得られる金銭や利益を示すものであり、さらには得られた価値の増加を示す時にも使うことが可能です。
「公益」の例文
・『その公益法人は難病患者の支援しています』
・『公益事業として災害復旧事業が取り行われています』
「収益」の例文
・『今期の収益はとても高くなり、社長も安心していました』
・『収益と利益の計算はデジタル管理となっているので、ミスは発生しにくくなっています』
まとめ
「公益」は公共や社会の利益を示す言葉であり、「収益」は一般的な会社の利益を示す言葉です。
