この記事では、「残業」と「時間外労働」の違いを分かりやすく説明していきます。
「残業」とは?
「残業」は「ざんぎょう」と読みます。
意味は「定められた労働時間を過ぎてから仕事すること」です。
「残業」の言葉の使い方
「残業」は名詞として「残業する・した」「深夜残業」「残業手当」などと使われます。
「残」は「のこ(る)」とも読み「なくならない」という意味、「業」は「わざ」とも読み「苦労してなしとげる事柄」「生活のために行う仕事」という意味、「残業」で「既定の時間が過ぎても終わらずに仕事すること」になります。
「時間外労働」とは?
「時間外労働」は「じかんがいろうどう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「労働基準法で定める時間を超えて行われる労働」という意味です。
2つ目は「休日に行われる労働」という意味です。
「時間外労働」の言葉の使い方+
「時間外労働」は、「時間+外+労働」で成り立っています。
「時間」は「労働基準法により定められている勤務時間」という意味、「外」は「そと」と読み「一定の範囲を超えること」という意味、「労働」は「収入を得る目的で体や知能を使って働くこと」という意味です。
労働基準法では、労働時間は原則1日8時間、週40時間内と定められているので、1日8時間を超えて働く場合に使われ、1. 25倍の割増賃金が発生します。
「残業」と「時間外労働」の違い
「残業」は「既定の時間が過ぎても終わらずに仕事すること」です。
「時間外労働」は「労働基準法により定められている勤務時間を超えて働くこと、原則1日8時間以上で割増賃金が発生する」です。
「残業」の例文
「残業」の例文は以下の通りです。
・『上司から残業を命じられる』
・『この会社はサービス残業が当たり前だ』
「時間外労働」の例文
「時間外労働」の例文は以下の通りです。
・『時間外労働すれば手当が付く』
・『時間外労働は事前に上司の承認を必要とする』
まとめ
今回は「残業」と「時間外労働」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。