「主要」と「主に」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「主要」と「主に」の違いとは?違い

この記事では、「主要」「主に」の違いを分かりやすく説明していきます。

「主要」とは?

いろいろある中で特に大切なこと、またはそのさまを表す形容動詞です。

例えば、「主要な人物」「主要都市」「主要な問題」などと使います。

類語としては、「大切」「重要」「肝要」などがあります。


「主に」とは?

もっぱらや多くはという意味を表す副詞です。

例えば、「主に英語を話す」「主に若者をターゲットにする」「主にデータ分析に関わる仕事する」などと使います。

類語としては、「専ら」「ひとえに」「一に」「重点的」「メーン」などがあります。


「主要」と「主に」の違い

「主要」「主に」の違いを、分かりやすく解説します。

「主要」「主に」の違いは、品詞とニュアンスにあります。

「主要」は形容動詞で、物事の中心や重要度を表します。

その一方で、「主に」は副詞で、物事の割合や程度を表します。

また、「主要」は客観的な事実や評価に基づいて使われることが多く、強い語感があり、「主に」は主観的な見解や傾向に基づいて使われることが多く、やや弱い語感があります。

「主要」の例文

・『この漫画の主要人物は、日本だけでなく、世界中で人気を博している』
・『世界の主要な国々が気候変動に対する取り組みを強化する必要がある』

「主に」の例文

・『彼は主に自宅で仕事をしている』
・『この商品は主 50代から70代の女性に人気があります』

まとめ

「主要」「主に」は、どちらも重要なことや大部分を表す言葉ですが、使い方が異なります。

「主要」とは、いろいろある中で特に大切なこと、またはそのさまを表す形容動詞です。

名詞や形容詞に「な」をつけて修飾します。

その一方で、「主に」とは、もっぱらや多くはという意味の副詞です。

動詞や形容詞の前に置いて修飾します。

また、「主要」「主に」の類語としては、「主として」「専ら」「ひとえに」「一に」「主たる」「めぼしい」「重点的」「メイン」などがありますが、それぞれ微妙なニュアンスの違いがあります。

それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。

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