「身」と「体」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「身」と「体」の違い生活・教育

この記事では、「身」「体」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「身」と「体」の違い

「身」には数多くの意味がありますが、主なものは5つつあります。

1つめは、生命を持っている人間のからだのことです。

2つめは、自分自身のことです。

3つめは、うそがない何かをしようとする心です。

4つめは、人の立場や地位のことです。

5つめは、魚や動物などの食べられる部分のことです。

「体」にも数多くの意味がありますが、主なものは4つになります。

1つめは動物の頭、胴、四肢をすべてまとめた呼び方です。

2つめは、肉体に異常があるかないかの状態、体力のことです。

3つめは、生理的存在や社会的存在として見たときの肉体です。

4つめは、生命をなくした人間や動物のからだです。

どちらの言葉にもいくつかもの意味がありますが、生命を持っている肉体、動物の頭、胴、四肢をすべてまとめた呼び方の意味が、2つの言葉で共通しています。

人間には、頭、胴、腕、手、脚、足があります。

これらをまとめたものを、2つの言葉は指しています。

人間以外の動物のこともいいます。

たとえば、犬にも頭、胴、手足などがあり、これらのことをまとめていいます。

それ以外にも2つの言葉はいくつもの意味を持っており、その部分に違いがあります。


「身」と「体」の使い方の違い

生命を持っている肉体のことを指す場合は、どちらの言葉も使用できますが、日常では「体」が使われることが多いです。

「身」は慣用表現で使われることが多くあります。

また、「体」は健康、体格、状態、様子などについても使われます。


「身」と「体」の英語表記の違い

「身」は英語で、自分自身のからだの意味では“the body”、立場や身分の意味では“one’s position”“one’s place”、魚や動物の食べられる部分の意味では“flesh”“meat”と表現をします。

「体」は英語で、肉体の意味では“the body”、健康状態などの状態の意味では“health”と表現をします。

「身」の意味

「身」には数多くの意味がありますが、主なものは5つになります。

1つめは、生命を持っている人間の体です。

人間には、頭、胴、腕、手、脚、足があります。

そして、生命を持って活動をしています。

この肉体を指しています。

2つめは、自分自身のことです。

「身のため」といった表現をし、これは自分の体のことを指しています。

3つめは、自分が何かをしようとする意志の働き、うそのない心のことです。

勉強を一生懸命やろうと思っているとき、勉強に心を傾けることでしょう。

このような状態を「勉強に身を入れる」などと表現をします。

4つめは、人の地位や立場です。

人が置かれている境遇や組織の中での置かれている場所のことを意味しています。

5つめは、魚や動物などの食べられる部分のことです。

魚には、人間が食べられる部分と食べられない部分があります。

食べられない部分は主に骨です。

よく加熱するなどによって食べられるものもありますが、一般的には大型魚の骨は食べません。

鶏や牛なども、食べられる部分と食べられない部分があります。

食べない部分は主に骨です。

骨は固くて、よく加熱をしても食べることは難しいです。

骨付き肉の場合、一般的には骨は残します。

この食べらない部分を除いた、食べられる部分のことを指している言葉です。

「身」の使い方

慣用表現で使われることが多い言葉です。

身を投げる、身を切る、身を固めるなど、さまざまないい方があります。

これらは、肉体、自分自身、地位や立場のことを指しています。

「身」を使った例文

・『これでは身が持たない』
・『今日の最低気温は0度で身を切る寒さだ』
・『あなたの身に何かあったら私はどうすればいいのですか』
・『もっと勉強に身を入れなさい』
・『知人に頼んで身を隠させてもらう』

「身」の類語

「体」「身体」「肉体」が類語です。

「身体」は公的文章で使われることが多い言葉です。

「肉体」は生きている生身のからだのことを指しています。

「身」の対義語

ありません。

「体」の意味

「体」には複数の意味がありますが、主なものは4つあります。

1つめは、頭、胴、手足などをすべてまとめた呼び方です。

頭と手足を除いた部分、すなわち胴のことだけを指したり、体格のことを指したりすることもあります。

人間にも、犬や猫などの動物にも、頭、胴、手足などがあります。

この言葉は、人間についても、人間以外の動物についても指しています。

植物は足や手などがないので、植物についてはいいません。

2つめは、頭、胴、手足などの部位に異常があるかないかの状態です。

このことは、健康状態といいます。

3つめは、生理的存在としてや社会的存在としての肉体です。

生きていくためには、動くためのエネルギーが必要です。

エネルギーが不足しているとき、糖分を無償に欲しくなることがあります。

このことを「体が糖分を欲している」などと表現します。

これは生理的な面に焦点を当てています。

4つめは、生命を失った肉体のことです。

「体」の使い方

いくつもの意味があり、使われる場面によってどの意味なのか異なります。

スポーツなど頭、胴、手足など部位を意識する場合は、頭や胴などをすべてまとめたものという意味で使用されています。

健康状態の意味では、病院など異常があるかないかを調べるような場所で使われることが多いです。

日常生活では、相手の健康状態を気にするときに使われます。

生命を失った肉体の意味では、「死」という言葉と共に使用されます。

「体」を使った例文

・『体がいくつあっても足りない』
・『体をかがめて床に落ちているものを拾う』
・『体を大事にしてください』
・『運動をして体を引き締める』
・『ゆっくりとベッドに体を横たえる』

「体」の類語

「身」「身体」「肉体」が類語です。

「体」の対義語

ありません。

まとめ

どちらの言葉も多くの意味を持っていますが、生命を持って活動している肉体の意味が共通しています。

この意味以外にも多くの意味を持っており、その点に違いがあります。