この記事では、「土石流」と「火砕流」の違いを分かりやすく説明していきます。
「土石流」とは?
「土石流」は「どせきりゅう」と読みます。
意味は「豪雨や長雨によって、水を含んだ土砂や砕かれた岩などが、大量に山の斜面を流れ下って来る現象のこと」です。
「土石流」の言葉の使い方
「土石流」は気象用語・災害用語として「土石流が発生する」などと使われます。
「土」は「つち」、「石」は「石」「岩」、「流」は「なが(れる)」とも読み「水のようにながれるもの」という意味、「土石流」で、「土や石、岩が水の様に流れること」になります。
地方によっては「山津波」「鉄砲水」などとも呼ばれ、豪雨などにより河川・渓流で発生する土砂災害のひとつです。
「火砕流」とは?
「火砕流」は「かさいりゅう」と読みます。
意味は「火山灰や軽石などが高温の火山ガスに混ざり、火口から一気に流れ下って来る現象のこと」です。
「火砕流」の言葉の使い方
「火砕流」は気象用語・災害用語として「火砕流が発生する」などと使われます。
「火山砕屑流(かざんさいせつりゅう)」を略した言葉で、「火山」は「地下のマグマなどが地表に噴出して生じた山状の地形」という意味、「砕」は「くだく」、「屑」は「くず」とも読み「細かい破片」という意味、「流」は「なが(れる)」とも読み「水のようにながれるもの」という意味、「火山砕屑流」で「マグマなどの地下エネルギーが、細かい破片に砕かれて水の様にながれること」になります。
マグマの熱により大きな災害をもたらします。
「土石流」と「火砕流」の違い
「土石流」は「土や石、岩が水の様に流れること」という意味です。
「火砕流」は「マグマなどの地下エネルギーが、細かい破片に砕かれて水の様にながれること」です。
「土石流」の例文
「土石流」の例文は以下の通りです。
・『キャンプ場で土石流に巻き込まれる』
・『ゲリラ豪雨で土石流が発生する』
「火砕流」の例文
「火砕流」の例文は以下の通りです。
・『登山中に火砕流が発生する』
・『火砕流が起きたので車で非難する』
まとめ
今回は「土石流」と「火砕流」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。