この記事では、「本当は」と「実を言うと」の違いを分かりやすく説明していきます。
「本当は」とは?
「事実を言えば」という意味で使われます。
話し手が隠していたことや、相手に知られたくなかったことを打ち明けるときに使います。
また、「本当は」は、「前の内容にさらに詳しい情報・説明・事実を付け加える」ときにも使われます。
「実を言うと」とは?
「正直に言えば」という意味で使われます。
話し手が本音を言うときや、自分の考えや感想を述べるときに使います。
また、「実を言うと」は、「前の内容とは異なることを言う」ときにも使われます。
「本当は」と「実を言うと」の違い
「本当は」と「実を言うと」の違いを、分かりやすく解説します。
「本当は」と「実を言うと」は、どちらも「事実を言えば」という意味で使われる表現ですが、ニュアンスに違いがあります。
「本当は」は、隠していたことや本心を打ち明けるときに使います。
相手に驚かせたり、申し訳なさを伝えたりする場合が多いと考えられます。
その一方で、「実を言うと」は、自分の考えや予想と違うことを言うときに使います。
相手に説明したり、正しい情報を伝えたりする場合が多いと考えられます。
「本当は」の例文
・『本当はあなたのことを一切信頼していない』
・『彼女は、本当は彼のことが好きだが、彼は既婚者なので、そのことは言えない』
「実を言うと」の例文
・『実を言うと、私はこの映画が好きではありませんでした』
・『これまで黙ってましたが、実を言うと、私は彼のことを尊敬しています』
まとめ
「本当は」と「実を言うと」は、どちらも本当のことを話すときに使う言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「本当は」は、感情や意志などの主観的なことに使われることが多く、相手に対して謝罪や恥ずかしさなどの気持ちを伝えるときに使います。
その一方で、「実を言うと」は、事実や結果などの客観的なことに使われることが多く、相手に対して意見や評価などの情報を伝えるときに使います。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。