「吐く」と「嘔吐」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「吐く」と「嘔吐」の違いとは?違い

この記事では、「吐く」「嘔吐」の違いを分かりやすく説明していきます。

「吐く」とは?

吐くは、はくと読まれる事が多い言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、口から物を出すという意味を持っている吐の漢字に、平仮名のくを組み合わせる事で完成した言葉となっています。

以上の事から吐くは、口の中にある物を外に出す、という意味を示すのです。

他にも吐くは、胃や肺の中の物を口とか鼻から出すという意味や、他人に知られたくない事を打ち明けるという意味でも用いられています。


「嘔吐」とは?

嘔吐は、おうとと読むのが正解な言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、もどすという意味の嘔の漢字に、はくやはき出すという意味がある吐の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

故に嘔吐は、食べた物を胃から吐き戻してしまう事を表すのです。

つまりは体調不良により、胃の内容物が食道に押し上げられて口から出てしまう事を意味する言葉として使われています。


「吐く」と「嘔吐」の違い

「吐く」「嘔吐」の違いを、分かりやすく解説します。

吐くと嘔吐の文字表記を比較してみると、くと嘔という文字の違いが存在する事に直ぐに気付けるものです。

逆に言えば吐の漢字は共通しており、どちらも体調不良等が原因で1度食べた物を口から吐き出してしまう、という同じ意味を持っています。

とはいえ表現する意味の幅には違いがあり、吐くは食べ物だけではなく、人に知られたくない秘密を打ち明ける、といった意味にも用いる事が可能です。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、共に食べた物を口から出す、という同じ意味を所有しています。

しかもどちらの言葉も、胃の内容物を口から出すという同じ意味を持っているので、同じ意味合いを指し示す言葉として使用する事が可能です。

ただし表現する意味の幅には相違点もあり、吐くは、食べ物以外にも血とか息を出す、という意味に利用したり、知られたくない秘密を打ち明けるという意味にも用いる事が出来ます。

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