「嫌だ」と「厭う」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「嫌だ」と「厭う」の違いとは?違い

この記事では、「嫌だ」「厭う」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「嫌だ」とは?

性格が合わないと思う相手と四六時中一緒にいると疲れてしまう人が嫌悪感を持ったとき「嫌だ」【いやだ】といいます。

人間が持つ感情の一種であり、人間関係に嫌気がさしたときその場から逃げ出したいと思う状態を指すのです。

他にも面倒くさいと思う仕事を任されて長時間やっていると気が滅入れば「嫌だ」という気持ちに包まれてしまいます。


「厭う」とは?

相手と話もしたくないほど避けたいと思う気持ちを「厭う」【いとう】といいます。

避ける理由には、感覚や価値観が合わない人とは一緒にいても苛立ってしまうので、顔も合わせたくないと思うのです。

とくに、うとましく感じる相手はとくに強い嫌悪感を感じて嫌がる気持ちが如実に出てしまいます。

元々は、この世の様々なつらい事を避けたいと思う気持ちを表す言葉になるわけです。


「嫌だ」と「厭う」の違い

ここでは「嫌だ」「厭う」の違いを、分かりやすく解説します。

嫌悪感が強くなると目も合わせたくないと思う気持ちが強くなるときに出る感情を「嫌だ」といいます。

仕事がうまくいかないときや、複雑な人間関係が面倒lくさいと思う状況で持つ感情でもあるのです。

もう一方の「厭う」はうとましく感じる相手に持つ感情の1つであり、嫌いと思う相手に向ける気持ちを示します。

また、団体行動や複雑な現状を避けたいと思うときに持つ気持ちを指す言葉です。

「嫌だ」の例文

・『近所に住む苦手な人に声をかけられるのがとても嫌だ』
・『いくら年上でも、人格を否定してくる先輩が嫌だ』

「厭う」の例文

・『人の考え方に合わせるのを厭う兄は単独で行動する』
・『1人で孤独に作業する現場での仕事を厭う若者が多い』

まとめ

嫌いという気持ちを含む言葉ではありますが、感情を表すか、避ける行動を見せるかに違いがあります。

どういった場面で使うかに目を向けて使いこなしてみましょう。

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