この記事では、「アイデンティティ」と「個性」【こせい】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。
「アイデンティティ」とは?意味
ありのままをさらけ出し、嘘がない本当の自分を表すのが「アイデンティティ」です。
周囲に流されることなく、自分の個性を前面に出している人の状態を指すわけです。
元々は民族に属し、帰属意識を強く持つ人の考えや気持ちを意味していますが、現在ではこの意味が転じて、自分という存在を大事にしている人の考え方や行動を自覚して仕事するという意味で使われています。
「個性」とは?意味
個人の性質を意味するのが「個性」【こせい】です。
その人の特徴を指す言葉であり、他人にはない独特な部位や考え方を表します。
例えば、日本人の多くが黒い髪の毛であるのに、銀色に染めていればそれはその人の「個性」になるわけです。
主に、他のものとはっきり区別する固有のものであり、性格や服の着こなし方、趣味、思考など幅広いものに使えます。
「アイデンティティ」と「個性」の違い
ここでは、「アイデンティティ」と「個性」の違いを、分かりやすく解説します。
自分が属する民族としての考え方を尊重し、大事にする人の気持ちを「アイデンティティ」といいます。
もう一方の「個性」は、他人とはまったく違った考え方や趣味、見た目、やり方などを指し、自分の特性を前面に出し、主張するという違いがあるわけです。
「アイデンティティ」の例文
・『先住民にはアイデンティティを大切にする気持ちがある』
・『彼には日本人としてのアイデンティティを感じる』
「個性」の例文
・『彼の個性を尊重して、私も同じ考えを持つようにした』
・『いつも変わった色の服を着て、自分の個性を主張している』
まとめ
どちらも人にはないものを伝えるときに使う言葉ですが、民族的な意味合いが強いのが「アイデンティティ」であり、人が持つ特徴を「個性」と覚えておくといいでしょう。