「教員」と「教師」の違いとは?使い方や例文も徹底的に解釈

「教員」と「教師」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「教員」「教師」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「教」という文字から始まる言葉なりますので、何となく同じような意味に捉えがちですが、明確な違いが存在しますので、詳細をお伝えできればと思います。

「教員」の意味から見ていきましょう。

「教員」の意味

最初に「教員」(きょういん)の意味をご説明致します。

「教員」の意味とは、教育機関などに勤めて、生徒や練習生を教育する人間になります。

これは学校を始め、学校以外の教育施設などでも使われる言葉なのです。


「教員」の使い方

次に「教員」の使い方を解説していきます。

「教員」を使うときは、その「教員」にあたる者が、学校などの教育施設などに勤務しつつ、生徒や学生に対して教育しているさまなどを伝えたいときに使っていきましょう。

使い方を見てみます。

「教員になって初めて、生徒から悩み相談された」
「戦地で負傷後、内地で教員として後輩の育成にあたっている」


「教員」を使った例文

続いて「教員」を使った例文を書いていきます。

・『今の時代は教員不足である』
・『教員として、生徒の手本になるような振舞を意識している』
・『パイロットを育てる教員として勤務しております』
・『教員になって15年も経過しました』
・『教員時代は非常に楽しかったです』

「教員」の類語

この項目において「教員」の類語を解説します。

「教員」の類語は、「先生」(せんせい)や「師範」(しはん)、「教官」(きょうかん)です。

これらの意味は、人にものを教える立場にある者を指しております。

「教員」の対義語

それでは「教員」の対義語を取り上げます。

「教員」の対義語は、「保護者」(ほごしゃ)や「学生」(がくせい)になります。

意味としては、生徒の親や、生徒自身のことです。

「教師」の意味

ここでは「教師」(きょうし)の意味をご説明致します。

「教師」の意味は、生徒に対して学校で、学問や芸を指導する立場にある人のことです。

「教師」の使い方

続きましては「教師」の使い方について取り上げます。

「教師」を使うときは、学校で学生達に、学業や技術を教える人間を表現するときに使います。

それでは詳細を書きます。

「英語教師として10年間、勤務している」
「明日から家庭教師を雇うことになりました」

「教師」を使った例文

次は「教師」を使った例文を書きます。

・『教師たるもの身だしなみも整えておく必要がある』
・『国語の教師は勉強が好きだと言っていた』
・『教師になるには教員免許が必要です』
・『教師になる人が年々減少している』
・『家庭教師を雇ってから、成績が抜群に上がりました』

「教師」の類語

続いては「教師」の類語について解説します。

「教師」の類語とされるのは、「インストラクター」「指導員」(しどういん)、「師匠」(ししょう)です。

意味の方は、生徒に対して、ものを教える者のことになります。

「教師」の対義語

それでは「教師」の対義語を説明していきます。

「教師」の対義語は、「児童」(じどう)や「生徒」(せいと)です。

意味の方は、義務教育を受けている者や、教師から教えられる立場の人を指しております。

「教員」と「教師」の違い

ここでは「教員」「教師」の違いをご説明致します。

「教員」とは、教育機関に勤務して、生徒や訓練生に対して教育する者のことです。

「教師」の場合、学校などで、児童や生徒に対して、学問や専門技術を教える人になります。

共通部分は、人に教える立場にある者というのは同じということが分かりました。

では違いの方はどこにあるのかと言いますと、「教員」は学校に限らずに、教育する施設などに勤務している人間を表します。

しかし、「教師」の方は、学校で生徒達に指導する者を指すことが圧倒的に多いのです。

「教員」と「教師」の使い方の違い

続いては「教員」「教師」の使い方の違いを取り上げます。

「教員」を使うときは、教育専用機関に勤めて、生徒や練習生を教育する人を説明したいときに使います。

「教師」を使いたい場合、学校などで生徒に対して、勉強や技などを教える者を表すときに使うということが伝えられるようになりました。

使い方の違いの詳細を取り上げてみましょう。

前者の場合、「激戦を戦ってきたパイロットは、教員よりも、また実戦で戦いたいという者が多い」「教員としてもっと知識をつけたいと言っていた」です。

後者の場合は、「教師としてのプライドがあるので、人に教えられることを嫌がる者もいるのだ」「教師人生は30年に及びました」などになります。

「教員」と「教師」の英語表記の違い

最後に「教員」「教師」の英語表記の違いを取り上げてみましょう。

「教員」を英語表記に直しますと、“instructor”(teacherも間違いではありません)になります。

「教師」を英語表記にすると、“Teacher”です。

前者の例文を書きます。

“Seems to be a instructor in the mainland aviation corps”(本土の航空隊において、教員をしているようです)
“Ten years have passed since I became a teacher at a welfare vocational school. ”(福祉の専門学校において、教員になり、10年が経過しました)

後者の例文です。

“As a teacher, I love the school I work for”(教師として、勤務する学校を愛している)
“I want to be a teacher, a student and a student’s guardian”(教師たるもの、生徒と生徒の保護者に寄り添いたいと思っている)

まとめ

まとめとして、「教員」とは教育機関に勤めているおり、そこへ習いにくる生徒に対し、教育する人を指しております。

そして、「教師」の場合、学校で児童や生徒に、学問や芸、運動などを指導する者のことです。

最後に違いは、前者は学校意外に勤務している人でも、使える言葉です。

しかし、後者は学校で教える人に対して使うことが多いのです。