「アーリーリタイア」と「fire」の違いとは?分かりやすく解釈

「アーリーリタイア」と「fire」の違い専門用語・業界用語

仕事だけが人生ではない?「アーリーリタイア」「fire」サラリーマンが覚えてくべき言葉を解説。

この記事では、「アーリーリタイア」「fire」の違いを分かりやすく説明していきます。

「アーリーリタイア」とは?

「アーリーリタイア」は定年前に仕事をやめて退職し、その後働かずに生活する事を指します。

離職後に働かない事が前提となるため、日本的な脱サラはこの言葉には適合しません。

類義語としては「セミリタイア」があります。


「fire」とは?

「Financial Independence, Retire Earl」の略で早期リタイアを指し示したもの。

特筆すべきは経済的自立を目指し積極的な貯蓄と引退後に金融投資する事を諭しています。

「fire」は全く別の意味合いを持つ解雇やクビの意味合いを持っています。

前アメリカ合衆国大統領のドナルド・J・トランプ氏の芸能人時代のテレビ番組やプロレスでの決め台詞としていまだに知名度の高い言葉だと言っていいでしょう。


「アーリーリタイア」と「fire」の違い

この二つはともに早期退職の施行を目指す点では変わりません。

しかし「アーリーリタイア」は定年前の退職とその後仕事からの完全引退を指した言葉です。

手段はなにでもよく言葉は悪いですがヒモになったとしても成立すると言っていいでしょう。

「fire」は経済的自立を目指した点が根本的に違い、退職後は積極的な投資による運用益で生活する事を目指します。

「アーリーリタイア」の特徴

・『「アーリーリタイア」「セミリタイア」の違いとは』 「アーリーリタイア」は退職後仕事をせずに生涯を過ごすのを指した言葉とするのに対して「セミリタイア」は退職後なんらかのバイトやパートを生活の糧としていくスタイルなのが大きく違うところと言っていいでしょう。

・『「アーリーリタイア」を目指すために』
「アーリーリタイア」できるだけの貯蓄があれば、自由を満喫できストレスとは無縁の生活が過ごせることでしょう。

しかしそのためのハードルは高く30代ならば年間1000万程度を貯蓄する必要があります。

「fire」の特徴

・『fireを目指すために』 「fire」は経済的自立を目指すため、積極的な投資で運用益を出す必要があります。

年間支出の25倍の資産が必要だと言われ、早期退職後は蓄えた資産を年4%で運用していく必要があります。

・『勘違いしやすい類義語「fire」とは』
「fire」が昔から示す言葉の意味は解雇やクビ。

前アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプ氏が自らの番組やプロレスで決め台詞として使っていた言葉です。

同じ早期退職を示す言葉となりますが、こちらは雇用側が従業員側に一方的に通告する意味合いを持ちます。

まとめ

「アーリーリタイア」は貯蓄を積極的にし、定年よりも前に早期退職し、仕事を完全に引退することです。

「fire」は経済的自立をし、年間支出の25倍ほどの資金を用意してから早期退職。

年4%で運用益を出し営むことを言います。