洗濯機の「洗い」と「すすぎ」の違いとは?分かりやすく解釈

「洗い」と「すすぎ」の違い専門用語・業界用語

洗濯機に必ず搭載されている機能として「洗い」「すすぎ」があります。

この二つはそれぞれどのようなものなのでしょうか。

今回は、「洗い」「すすぎ」の違いを解説します。

「洗い」とは?

「洗い」とは、「洗剤を使って洗濯物に付着した汚れを落とす機能」です。


「洗い」の使い方

洗濯槽に貯めた水に洗剤を投入し水流で洗濯物をかき回すように動かして付着した汚れを洗い落とす機能で、洗濯機にとっては最も基本であり重要な機能です。

洗濯機の全てと言っても過言ではない機能でありこの機能が搭載されていない洗濯機は存在しません。

使用する洗剤の量や水流による撹拌の仕方など機種ごとに違いはありますが、洗剤を使って汚れを落とすという基本は共通です。


「すすぎ」とは?

「すすぎ」とは、「洗った洗濯物に付着した洗剤を落とす機能」です。

「すすぎ」の使い方

洗剤を使って洗濯すると汚れがきれいに落ちますがその代わりに洗剤が洗濯物に付着してしまいます。

そのまま乾かして洗剤の成分や匂いがついたままになってしまうのを防ぐため乾燥させる前に水で洗剤を落とす作業が「すすぎ」です。

すすぎは水のみで行い何度も撹拌して洗濯物に残った洗剤を流し落とします。

「洗い」と「すすぎ」の違い

洗剤で汚れを落とすのが「洗い」、汚れを落とすのに使った洗剤を水で流すのが「すすぎ」です。

全自動洗濯機はまず「洗い」で洗濯物の汚れを落とし「すすぎ」で洗剤を落としてから脱水し乾燥させる、という順番で洗濯を行います。

「洗い」の例文

・『洗剤を入れ終わると洗いが始まる』
・『汚れがひどい場合は洗いの時間を長くする』
・『洗いの途中で蓋を開けられないようロックがかかる』
・『洗いが終わるまで20分かかる』

「すすぎ」の例文

・『すすぎが不十分だと洗剤が残ってしまう』
・『すすぎをしっかり行なってから脱水する』
・『すすぎに使う水の量が少ない新型の洗濯機』
・『洗剤の量が少ないのですすぎは一回で十分だ』

まとめ

「洗い」「すすぎ」はどちらも選択するのに欠かせない作業です。

洗濯機によってはそれぞれの時間を個別に設定できるので汚れの程度や洗濯物の種類に合わせて設定しましょう。