この記事では、「旋律」と「メロディー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「旋律」とは?
ある音の高さや長さを持ったいくつかの節が連なり、リズムを伴って進行していく節の繋がりを「旋律」と言います。
「旋律」という言葉は日本語です。
旋律、主旋律、対旋律などとして使われ、音楽理論を学ぶ上で必要となる音楽用語です。
「メロディー」とは?
「旋律」という言葉を英語で表したのが「メロディー」です。
「メロディ」と表記されるケースもあります。
メロディーライン、カウンターメロディー、メロディックといった言葉で使われています。
「旋律」と「メロディー」の違い
「旋律」と「メロディー」は、基本的には同じ意味合いの言葉です。
メロディーは英語、旋律は日本語という違いがあります。
音楽理論において、主となる旋律を「主旋律」と言います。
主旋律に対して調和の取れた別の旋律を重ねる手法を「対旋律」と言います。
ですから、主旋律と言い表した場合には、「対旋律」という言い方になります。
英語では、「主旋律」を「メロディー」と言い表した場合には、「対旋律」を英語で「カウンターメロディー」という言い方になります。
こういった専門用語を使う上で、言葉の「英語と和訳」が混在した状態でコミュニケーションを図っているケースをよく見かけますので、注意が必要になります。
また、音楽には、「三大要素」と呼ばれる音楽を構成する大切な要素があります。
三大要素は、日本語では「旋律」、「拍子」、「和音」になります。
英語では、「メロディー」、「リズム」、「ハーモニー」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「旋律」と「メロディー」は、同じ意味合いの言葉ですが、言葉を使う場面によって使い分けが必要なことが分かります。
メロディーという言葉は、比較的よく耳にしますが、旋律という言葉は、より音楽的な話題や理論を述べる際に使われることが多いようです。
また、「旋律」と「メロディー」は歌詞などにも使われていますので、注意深く観察してみてはいかがでしょうか。